みなさま、おはようございます。
カンパイ氏です。
キャロットクラブの「全頭完全評価(レビュー)」に関する告知を後でアップします。
さて、今週も競馬がやってきます。いつものように週末デビューのクラブ馬たちについて、去年私が書いた「全頭完全評価(レビュー)」を振り返っていきます。今週は土日分一気にいきます。(青字がレビュー部分)
■土曜札幌5R(芝1500メートル)
・ブライトサイン
69アウェイクの20
(ハービンジャー、メス、2月29日、50,000円、須貝 尚介)
【耐調教値】B
【血統】A
【早勝値】C
【潜在能力値】A
【総合評価】A
非常にバランスが良く、考え抜かれた配合。かなり幼い馬体で、緩さも目立つのだが、トモの容量は決して悪くない。少し長い目で成長を待てば、素晴らしい馬体になりそうだと思った。この造りであれば、歩様の硬さはあまり気にしなくて良いだろう。適正は芝のマイル戦あたりか。ゆっくり目の牝馬で、本来であれば敬遠するが、価格がお買い得なので総合評価を上げた。
■日曜小倉5R(芝1800メートル)
・ドウフォルス
No.5 スカイダイヤモンズの20
(ハーツクライ、牡、12万円、1月24日、友道康夫)
【耐調教値】A
【血統】A
【早勝値】C
【潜在能力値】A
【総合評価】A
初仔。スピードに特化した母系と父の相性は良さそう。背が低いのに現状で520キロと超大型馬。馬体の造りを見ても、もう少し大きくなりそうだ。一方で、四肢は丈夫そう。現状では無駄肉が多く、鍛え上げるまでには時間がかかりそうだが、じっくりやればかなりの好馬体になることが想像できる。これで牝馬なら狙わないが、牡馬でもあるし、古馬になってからの活躍を見込んで出資する手はある。いずれにしても、クラシック狙いというよりも、年末デビューから地道にクラスを挙げていくイメージで検討した方がいいと思う。
・パンデアスカル
56コルコバードの20
(モーリス、牡、4月14日、100,000円、高野 友和)
【耐調教値】A
【血統】B
【早勝値】A
【潜在能力値】A
【総合評価】A
初仔。前肢の出し方は非常に綺麗。後肢の踏み込みに硬さがあるし、馬体の造りから短距離が主戦場になりそうだ。現状ではそこまでのサイズにはないが、トモの容量を見る限りしっかり大きくなってきそう。高野厩舎でもあるし、とにかく丈夫そうなのが良かった。下手に王道路線を目指さず、短距離戦で一歩ずつ着実にクラスを上げていくイメージを抱いた。初仔ということを気にしない方は、一考の価値があると思う。
■日曜新潟5R(芝1800メートル)
・シエロエスティーボ
22オーラレガーレの20
(ルーラーシップ、牡、4/30、40,000円、小島茂之)
【耐調教値】A
【血統】B
【早勝値】C
【潜在能力値】C
【総合評価】C
四肢は丈夫そう。遅生まれで馬体が幼いのは仕方ないとしても、ちょっと貧弱さが目立つ。背が低く、仕上がりまでにはそれなりに時間がかかるだろう。歩様がもっさりしていて、ちょっとスピード不足に陥りそうだな、という印象もあった。お手頃価格の牡馬だが、ちょっとオススメしづらい。メンバーが薄くなった時期のレースで何とか勝ち上がって、上のクラスで掲示板を繰り返してくれれば成功、というイメージだ。
・シャンデル
37シャンデリアスピンの20 ▲OCD
(マジェスティックウォリアー、メス、3月24日、35万円、青木 孝文)
【耐調教値】B
【血統】C
【早勝値】C
【潜在能力値】C
【総合評価】C
馬体は400キロ台前半くらいにはなりそう。トモの容量は不足気味で、四肢の伸びもどこか窮屈。ダートの短距離戦を狙うほどの馬力も感じず、活躍するステージが浮かばなかった。青木調教師は馬の特性を見極めるべく、色んな条件を使ってくれる人なので、どこかの条件に嵌まって何とか勝ち上がれるかどうか、というレベル。
・レッドマグナス
21シックスイス20
(ドゥラメンテ、牡、3月01日、9万円、藤原英昭)
【耐調教値】B
【血統】B
【早勝値】C
【潜在能力値】B
【総合評価】B
父の産駒らしい薄い造りではあるが、トモの容量は十分。しっかりした馬体に育ちそうだ。一方、前肢の使い方が固めで、「耐調教値」を下げた。後肢の緩さが目立つので、そこまで早くから力を発揮するイメージは沸かない。スピード勝負というより、中距離以上で堅実に稼ぐイメージか。いずれにしても、古馬になってからの活躍を期待したい馬だ。
以上です。全馬とにかく無事に。それではみなさま、ご武運を!
カンパイ氏