食べることはエネルギーを頂くこと。カロリーや栄養価は分かりやすい指標だが、素材の持つ生命エネルギーを意識して食事をしてみる。
初めてブロッコリースプラウトを食べた時のことが忘れられない。プツプツとした食感、ナッツのような香ばしさ、仄かな苦み、躍動感のある味わいだった。種が芽を出し、まさに成長していくところを頂くのだから、生命エネルギーに溢れているに違いない。
旬の食材というのも、季節のエネルギーをしっかりと蓄え、その反映が美味しさに加わるのではないだろうか。超加工食品の害はよく耳にするが、栄養価とカロリーがのった工業製品であって、生命エネルギーは枯渇している。とはいえ、保存が効き持ち運びも楽だし、それなりの利点はある。必要に応じて活用すればよいが、最低限に留めたい。
不食の人は空気中のプラーナをエネルギーとして取り込んでいるというが、食べ物にもプラナーが含まれているはずだ。だとすれば、プラーナを多く含んだ食べ物を口にしていれば、少量でも十分なエネルギーを補給できるのではないだろうか。
物質的な観点からみると、新鮮な食材はビタミンを多く含み、酵素の失活が少ない。調理されて時間が経ったり、冷蔵庫で長く保存された野菜は栄養価が落ちてしまう。お味噌汁は特にできたてがうまい。朝つくった残りをお昼に温め直して飲んでも美味しさが半減している気がする。お味噌や野菜のエネルギーも出来てから時間が経つにつれて減少しているのだろう。
作り置きは忙しい人には便利な手段であるが、エネルギー的観点からは、一食ごとに食べ切れる分量で毎食作りたてを頂くのが理想だ。

