7月13日(月曜日)

おはようございます。

皆さん、土曜日の記事について沢山のコメントありがとうございます。
今日は一つ一つにコメントを付ける余裕がないので
申し訳有りません...m(_ _)m
皆さんそれぞれにデッサンの事について書かれており、
私もあらためてデッサンの意味するところを再認識したところです、
ありがとうございました。 m(_ _)m

◎....その中で....
綿貫さんのコメントを自分なりに考察してみました。

デッサンや絵を描くという極めてアナログな修練や作業も
綿貫さんがおっしゃるようなデジタルな比喩で置き換えると
なかなか面白いと思いました。
----------------------------------
>1.入力_「眼」_スキャナ(カメラ)
>2.変換_「脳」_PC(画像ソフト)
>3.出力_「手」_プリンタ(PDF)
----------------------------------

1.入力_「眼」_スキャナ(カメラ)

すなわち「物」を認識して脳に取り込む作業。
デッサンを始めるとき、まず、「物」の全体像を取り込むのか
それともインパクを強く感じたディテール部分をトリミングするのか...
---------------------------------

2.変換_「脳」_PC(画像ソフト)

その取り込んだ「物」を解析(分析)して
脳に焼き付ける作業...
文字だけを読めば簡単そうですが、実際の作業では
こいつが一番大きな壁...。
この脳内の画像ソフトを使い勝手の良いものにし、
「3.」の「出力_「手」_プリンタ」に持っていくための
出力マトリクス(母型)が画像ソフトの中にないとダメ...
...と言う事...。

そのマトリクスの中の解析数が多いほど多彩な出力を
出来るようになる...。

例えば....マトリクスの解析値が「1」の場合は
スキャナーで取り込んだまんまの画像しか出力出来ないだろう。
でも解析数が増えれば増えるほど、色んな出力が可能に
なってくる...いわゆる高スペックというヤツだろうか...。
マトリクスの中の解析数を増やすにはどうすればよいのか...。

やっぱり色んな対象物のデッサンを繰り返し視る、観察、
そして手を動かす、という日頃の修練が様々なポイントを
発生させるので、それを把握し、ノウハウを蓄積してこそ
解析数というものが増やせるのでしょう....。

そうして作られた脳内ソフト.....
果たしてPhotoshopになるのかそれとも単機能のお絵書きソフト
になるのか.....

クライアントの注文をこなさなければならない商業絵を描く
イラストレーターや、読者の人気に応えなければならない漫画家などは
脳内がそのPhotoshopであるに越した事はないと思いますが、

◎アートという観点から見ますと、これまた...全く違う考察に
なってくるような気がします。

私の脳内ソフトはどうやらアートの方面じゃないので(^-^;)>、
そちらの考察はどなたかにお願いします~ m(_ _)m
----------------------------------

3.出力_「手」_プリンタ(PDF)

脳内のマトリクスによって機械的に出力されてくるプリンター(手)、
それでもプリンターのプリントヘッドってものは、日頃 使って
いないと目詰まりを起こしてしまう(筆が思うように走らない)
...その結果、使い物にならなくなるかあるいは相当なメンテナンス
(慣れるまでの手のリハビリ)が必要になる...
....つまり、いつも手を動かして描き続けてないと「劣化」する
という例えになるのでしょう。
----------------------------

....以上、簡単ながら、私なりの考察をしてみましたが、皆さんは
いかが考えますか...?
-------------------------------------

◎あと、先日のデッサンの話題の中で....

黄金比という言葉自体は一つの定義でしかありませんけど
人間の脳には自然とバランスを求める何かが働いているんだと
思います。

バランスという観点では「漢字」が面白いかも...。
字の上手い下手...これは字画の間の「空間域」が実は隠された
ポイントなんですよね。
習字を習った人はご存知と思います...。
字画の間に出来るこの空間域と一つの字を収める四角形のマスの
中で、それらが程よくバランスされているコトがポイントに。
そのバランスが上手い下手を決めるのですね...。

ただしそのバランスを理解してても、字の基本である「筆順」を
判ってないと容易ではなく、ここでもやっぱり「基本」というものが
大切になるようです。

バランスと言えば、
最近、「NHK」の「ようこそ先輩」という再放送を見ました。
華道家の先輩が自分の出身校の小学校を訪れ、後輩達に
生け花を教えると言うものなのです。
まず、生け花は「減算」であると...。
また、バランスと言う観点から興味深かったのは....
生け花には三角定規が隠されているという事。
...小学生たちが雑然と盆に差した花々を、この「三角定規」で
「減算」していき、見事にバランスの取れた生け花に仕立てる。
....どういうことかと言うと、花同士の空間に三角定規(長い方)
の空間を作ってやるのが生け花の「基本」なのだと教えていました。
この基本を理解すると生け花のバランスが取れるようになるそうです。
なるほど...と頷きながら私は観てました。

バランス(るいは黄金比)というものが各ジャンルによって定義づけ
されているのってホント興味深いですね。
---------------------------------------

(^-^;)> 長くなりました。
ありゃりゃ....今日はそんなにゆったりしていられないのダわ!
ではでは....m(_ _;)m