私はこうして誰もが見ることができるSNSで
発信していますが
本当はめちゃくちゃ怖いです。 



「間違ってはいけない」
「適切な言葉で、ちゃんと伝えなくてはいけない」

「誤解されるのが怖い」


おまけに写真はこれで良いのか? まで考え込んでしまいます。


時間をかけたからと言って 
質の良い文章が書けるとは限らないので
私としては もっと気軽に
サクサクっと書きたいのですが・・・ 

それがなかなかできないのが悩みです。
 

 

「とりあえず書いて、たくさん書くことで上達する」 と頭では
分かっていても

間違ったことは言ってはいけない
正しく伝えなくてはいけないブロックが重くのしかかるので
毎回 一つの記事を書くのに言い間違いはないか
分かりやすい言葉か もっとよい表現の仕方はないかと考えるので
とても時間がかかってしまいます。

 

 

 

SNSの発信だけでなく、普段やり取りするLINEやお喋りも同じ


 

更に会話に関しては
「お喋りは良くない」 というブロックも加わり
仲の良い友人と楽しくおしゃべりして

楽しい時を過ごしたはずなのに
 

「こんなことを話して嫌われなかったか」
「相手が嫌な思いをしたんじゃないかな・」 と

 

50年以上、ひとり反省会を続けてきました。



幼少期の体験がそうさせていると思います。

 

幼稚園の入園前の面談の時に
発育状態を確認するためだろう、いくつかの質問をされました。




その中で

色紙が並べれていて先生が指さした色を答えるように言われました。

 

先生 「これは何色?」
私  「赤」
先生 「これは?」
私  「黄色」
先生 「では、これは?」
 
 

このようなやり取りが続いて 
何枚目かで先生が指さしたのは
私が大好きな色でした。

 

私は大好きな色を 大好きなお花を連想しながら 
ワクワクと、
それまでより自信をもって 

明るい声で 

ピンク!」 と答えました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時 空気が変わりシーン 
 

僅かな間の静寂と 
先生の顔から何とも言えない緊張感を感じました。 


 

「桃色ね」  先生の言葉にドキッ 心はゾワゾワ…

 

「えっ? ピンクじゃないの? おかあさんはピンクって教えてくれたし
 ずっとピンクって言ってきたけど間違ってたの?」  

 

ものすごく動揺して隣に座っていた母の顔を見ました。

 

母はにこやかに 「桃色ね」 と答えてくれました。

先生も「ピンクは英語ね」

この時、4歳の私は
「相手が求める、正しい事を言わなくてはいけない」 と思いこんでしまいました。

 

もう少し大きくなって、自分の服を自分で選ぶようになった年ごろに、
ピンクの服も 
花柄の服を着ることも 
頑なに避けていました。

(今の私をみたら嘘のようですが…  )



子ども頃の体験 とくに一番身近なお母さんとの関りは
大人になってからも大きく影響します。
だから、今はお母さんが笑顔になるお手伝いをしたいと思うんです。


次回は 「お喋りは悪い」と

思いこんだエピソードを書きますね。


*追記*

今まではなぜか
一つのテーマは
一度に全部、書き切らなくてはいけないブロックがあったのですが
手放してみます。

読んで下さる方には 
お手間かもしれませんが 
別の方向から見れば 
長い文章に時間をとられるのも困りますよね

という訳で
「発信するのはめちゃくちゃ怖い」 は続きます。

また、お立ちよりいただけると嬉しいです。
 

                  かのう はる