こんにちは かのう はるです。


我が家の長女は中学3年間のうち、半分は不登校でした。
 

中学2年生の夏休み前から 
学校に行くことができなくなり、

受験を目前にした 3年生の11月半ばになって、
再び校門をくぐることができました。


その後、第一希望の高校に合格し
「毎日、学校に行く」 という

一見当たり前の様な目標をたてて、見事に達成しました。 



その様な経験から 
 

「子供が学校に行きたがりません。

毎日、学校に行かせるのがストレスです。
どうしたら学校に行くようになりますか?」

というご相談を受けることが度々あります。



ご相談者のお母さまに一通り状況を伺った後 

「お子様が学校に行けない理由は何ですか? 」 と尋ねると

 

「えっ?」と 言葉を詰まらせたり
「そんなの分かりません。」 
「勉強が好きじゃないだけです」
「○○先生のせいだと思います。」 等々、


中には

「どうしてあの子が学校に行かないのか、教えてください」と 

逆に私が質問されることもありました。
 



「先ずは、どうして行きたくない気持ちになるのか、
お子さまご本人に聴いてみる事が大事だと思います。」

と伝えると

「わがままなだけです」

「聞かなくてもわかります」

「いいえ、あまり口をきかない子なので」 
      

 

たいていの場合、お子さまに「本当の理由」を聞いておらず、
お母さまからの視点だけで解釈をしています。



私はその方の子供本人ではないですから
当然 私に聞かれても原因は全く分かりません。

 

 


子供さんには 
「行けない」 又は
「行きたいと思えない」理由が必ずあります。 

でも 言えないんです。

 

 

 

 

学校で 何かしら心が悲しくなったり怖かったり辛くなる事があって

それを誰も気づかなかったり
助けれくれる人がいなかったり、
又は家庭に問題があり安心して家から出られない場合もあります。

 

何かしら必ず「理由」があるんです。

 

 

それなのに、

「行くのが当たり前」 や

「他の子どもたちはちゃんと学校に行けてるのに…」 と 

 

他人の子供や世間体の方に目を向けて
自分と子供の感情は同一のものと勘違いしていたりで

 

自分の子供の気持ちを後回しにしてしまっていることは珍しくありません。

 


不登校の子供の多くは 「本当は学校に行きたい」と

思っているのに 「行けない」 とうのが本当のところだと感じています。

 

お子さんは「学校に行かなくちゃいけない」 

そんな事

言われなくても十分すぎる程分かっていてます。

「学校に行きたくない」 そう言えば 

大好きなお母さんが困ることもわかっています。

 

 

 

子供は


・学校に行きたいのに行けない

・辛い、悲しい 思いを抱えている

・孤独感

 

どれか一つでもあれば辛いのに、

 

本当の理由を聴いてもらえないまま、

「学校にいきなさい!」 と親に叱られたら  

どこにも逃げ場がないんです。 

 

 

最もストレスを感じているのは子供です。

 

 

「学校に行きたくない理由を言わないんです」 という方もいますが

お子様が本当の事を言えない雰囲気を

大人が作ってしまっていませんか?

 

 

先ずはその子がどうして行きたくない気持ちになるのか 
絶対に上から目線や 
「学校に行くことが当たり前」の考えを持たずに「聴く」、

(「聞く」ではありません。) 

そして良い悪いの判断はせずに お子様の気持ちを一旦受け容れる

そこで初めて 
どうしたら学校に行けるのか、解決方法が見えてきます。 

 



 

お子さんが生まれた時、
「何があっても、この子を守ていく」 

と愛情いっぱいに抱きしめたのではないでしょうか?

 

 

 

今、学校に行けないお子さんはその赤ちゃんと同一人物で、

その子がSOSを出しているのです。

一番の味方になってあげられるのはお父さん、お母さんです。

 

 

 

子供時代に親に本音を言えなかった私は
心からの愛と応援の気持ちを込めて
お母さまにそう伝えています。