こんにちは 
勇気ナビゲーターのかのう はるです。

 

 

先日の記事、
「還暦の誕生日を迎えた主人にありったけの『ありがとう』を伝えたい」
を書いた後、
読んでくださったかたから、

 

「理想のご夫婦です!」 
 

「夫にありがとうと言える気にならないのですが・・」


「仲良くいられるコツはなんですか?」
 

  等のメッセージをたくさんいただきました。

 

とっても嬉しいです。
ありがとうございます。


今でこそ 自他共に認める仲良し夫婦ですが
結婚以来、ずっと夫婦円満だった訳ではありません。

 
何度も喧嘩をして、
泣いたり 落ち込んだり 絶望したり、

話し合ってお互いを理解しようと努力しても 
全く話し合いにならないし、

「なんで私ばかりが・・・」 と考えてイライラしたり、

ストレスが溜まって体調を壊したり、

経済的に行き詰まり…で、


真剣に離婚を考えた事も何度かありました。


今思い返すと よくここまで来たな~と思います。

 

夫婦の危機を乗り越えたエピソード、
これから少しずつ
ブログに書いていこうと思います。

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今回は、

結婚する前から 私が心に決めていたことを書きますね。

それは、「子供をかすがい(鎹)にしない」 です。  


諺に「子はかすがい」というのがあります。

「かすがい(鎹)」とは二つの木材をつなぐコの字型に曲がった 釘 くぎ のこと
 

 

 

  

 

 

 

2つの木をつなぎとめる役目をすることから
夫婦仲が上手くいかなくなっても、子への愛情のおかげで関係をつなぎ止め、
子が夫婦の縁を保ってくれるということのたとえです。

 

 







私の両親は仲が悪くいつも険悪な状態でした。
家族団らんとは程遠い毎日に、
「いっそのこと離婚してくれたらいいのに」と思うようになりました。


でも、母は「子供のため(という思い込み)」と「嫁としての義務」で、
離婚することはありませんでした。 
 

 

諺どおり、私たち姉妹が「かすがい」になってしまいました。
 

 

そりが合わなくなってしまった2本の木を
小さい金具が繋ぎ止めているのは
負担が大きく、無理がありますし
外から見ても安定感はありません。

 

子供は敏感に感じています。
「かすがい」の役目を担った私たち子供の負担は
けっこうシンドイです。


  


 

 

 

私は「子供が二人の親をつなぎとめる役割を担わない関係」、

 

言い換えると
相手を『子供のもう一人の親』としてではなく

『人』として夫婦でいる意味がある関係

を築きたいと考えていました。
 

そもそも、二人の間に子供以外の「かすがい」があったから 
お付き合いが始まり、結婚したわけです。
二人の間にあるものを大切にして、
そりが合わなくなりそうになったら矯正する作業を
コツコツと積み上げてきました。

 

 

 

夫婦の土台をしっかりと築き、
子供が自分のやりたい事に向かって自由に飛び立ち、
いつでも安心して帰ることができる場所を作ることが
家族みんなの幸せにつながると思っています

 

 



 


とはいっても
現実は思うようにいかない事が多いです。


「離婚」という文字が浮かんだ事もありました。
もちろん子供の存在は無視できません。
「子供がいるから…」と頭をよぎりました。

その時「子供がいるから離婚しない」を理由にして
それ以上考えるのを止めてしまい、
体勢を立て直すことをしなければ 
「子はかすがい(鎹)」になってしまったでしょう。


 

 

家族として生きていく事を決めたのですから
また原点に戻って
子供の存在以外の「かすがい」を育む事を考え、
私と主人が できるだけストレスが少く

折り合いがつけるところを探す作業を積み重ねました。

 

 

「頑張って相手に合わせる」とは違います。
 

「○○してくれたら… 」と相手に期待するのは簡単ですが
それも逆効果。

 

 

我が家の場合は、
主人はスーパーマイペースで
相手の状況をくみ取ることがとても苦手です。

なので、主人がなんとなくいい気分のまま
私の負担が減る方法を探して
主人がうっかりこちらの作戦にのってしまう
仕組みを作っていくって感じです。


主人はよく 
「俺がイニシアティブとってるようで
なんか はるの手の上で転がされてるような気がする」 
と、言うのを聞いて 
私は心の中で「フフフッ」と微笑んでいます。

 

 




これからも 「子はかすがい」ではなく

夫婦も 親子も
一人の『人』としての繋がりを大切にしていきたいと想いっています。