本日 1月7日は主人60歳の誕生日

 

 

初めて会った時、24歳だった彼が還暦です。

 

 

還暦を迎えるのは私ではなく主人なのに
私のほうが 数日前からソワソワ、ワクワクしています。



60歳になった感想は? と聞いてみたら

「初めての60歳なので、どうしたらか迷ってます。」

彼らしい答えだなと思いました。 



昨日は娘婿が 「男同士で」
特別な素敵なお店を予約してくれて 
二人で還暦祝いをしてくれました。


前日にしたのは
「誕生日当日は家族みんなで一緒に祝った方が良いから」という
(義)息子の心遣い


義理の親との付き合いって、
どちらかと言えば避けたいものに分類されがちなのに
敢えて娘を交えず 
「父と息子」として 
二人だけでお祝いの席を設けてくる息子の気持ちがとても嬉しいです。



今日の夜は 
娘ふたりとその家族(息子は昨日に引き続き今日も)が
お祝に来てくれるそうです。
主人には内緒ですが
聞くところによるとサプライズのBIGプレゼントを
準備しているらしいです。

 

主人と
「子供たちみんなが
お祝いに集まってくれるなんて 最高に幸せだね」と
朝から嬉しい気持ちに浸っています。





主人はスポーツ万能、体力には自信があり
趣味はスキーとトライアスロン、

現在20代の元箱根駅伝ランナー達に
 「50代とは思えないスタミナ 凄すぎる!」 と言わしめたほどでした。



そんな誰より元気な主人が
一昨年の秋、脳梗塞で救急搬送されました。

その日、私が微熱があるのを気にして 
ずっとそばにいてくれたのですが
突然、主人の様子がおかしくなりました。


私が「大丈夫?」 と問いかけると、
主人は 「大丈夫」と答えてくれましたが

明らかに呂律が回っておらず 
左半身に力が入っていない状態でした。



咄嗟に「これは脳梗塞の症状!」と、
直ぐに救急車を呼ぼうとする私の手を
彼は止めようとしたのですが、
既に手の自由は無くなっていました。



それでも
不幸中の「幸い」がいくつも重なり
恐らく最短で処置を受けることができました。


緊急入院から3日目に 
看護師さんから電話がありました。 
「ご主人様が、入院してからずっと 
『自分が入院してしまったら 病気で料理ができない妻が
食事がとれていないかもしれない 』と心配しています。
会話ができるようになったので電話で話してみてください。」


身体の半分が動かくなるかもしれない
言葉が出なくなるかもしれない状況で 
主人は自分の事ではなく
私の事をずっと心配し続けてくれたのでした。


電話の声は以前の様に力はないものの
優しい主人のままで
ちゃんと会話ができるまでに回復していました。


お陰様で
大きな外見から見える後遺症は残らずに済みました。





彼と出会ってから約36年、
色々な事があり
別れを考えた事もありました。
 

でも、誰より私を大切にしてくれる人であり
お互いが最高のパートナーになれたと思います。

image

(こんな風にブログに書いていたら
主人は自分の事を書かれているとも知らないで
テーブルの端にコーヒーそっと置いていってくれました。)



私から主人へ 還暦に送りたいのは

どんな高価な品物を送ったとしても
送りたい想いと等価にはなりません。

 

ありったけの感謝をこめた「ありがとう」を贈ります。
image