今年も残りわずかですね。

皆さんの2023年はどんな年でしたか?


私は自分自身とたくさん向き合う一年でした。
 

良い事もありましたが
ネガティブな事とも向き合い
涙を流したり 情けない自分を再発見し
途中で投げたしたくなる事もたくさんありました。

その反面、得られたものもたくさんありました。
 





その中でも大きかったことは
ずっと連絡を取ることを避けてきた 
父に電話をしたことです。


私の記憶の中の父は
いつも自分の思い通りにならないと怒鳴り 
暴れて、手当たり次第に物を投げるので 
家の中は 壁にいくつも穴があいていて
食器棚のガラスは割れて素通しになっているのが
日常でした。



もちろん優しい時もあったのですが
それはほんの一部で 
「お父さんはどんな人?」と聞かれると 
最初に出てくるのは「怖い」です。


私は両親と「楽しい」思い出は多くないです。
逆に本音を言うことが怖かったり
周りの顔色を伺いながら生きてきました。


結婚した後は、実家に行くのは気持ちが重く
6年前、難病を発症し、寝たきりになった時には
「これで 実家に帰らなくて済む」と、

ホッとしました。


実家の跡取り問題で
父と、特に私の妹との関係が拗れて
2年ほど前から私たち娘(私と妹二人)と父との間に弁護士さんが
関与する様になりました。


父のこれまでの行動が娘たちに
大きな精神的ダメージを与えているので
父は娘への電話、メールといった一切の連絡を
禁止されました。

それを聞いて
正直 私はホッとしました。

それまで、父からの電話やメールに 
返事をするのも 返事をしないのも
どちらも恐怖でした。



今年の春に父から 
「弁護士さんから 娘に連絡をとってはいけないと言われた。
もう、生きている間に会うことは無いだろう」 とメールが来ました。


それを見た時は ホッとした半面
本当にこれで良いのかな… とも頭に浮かびました。
 

でも 父に対する恐怖心は残っていたので 
なんとなくモヤモヤしながらも
それ以上、私は何もすることはできませんでした。



今年(2023年)初めから
なぜか どの占いを見ても、 
「家族との問題をクリアにする時」とありました。

それを見る度、父との関係の事だろうと思いました。






私にとって両親は一番近くて遠い存在でした。


でも、やはり私は両親がいたから
生まれれてきて、今生きていることに変わりはありません。


両親と壁がある以上 本当に自分の存在を
自分自身が肯定できないと感じていました。


母は既に他界していまて、
無くなる前に少しずつ話をするようになっていました。
そして母との関係を何度も捉えなおすワークをして
私の心の中の蟠りはほとんどなくなっていました。


今、解決するのは父との関係

でも 怖い

「家族との関係を解決する時」と頭に浮かんでも
それを打ち消して、忘れたふりをしていました。



今年も残りわずかとなった先日 
異常な重苦しい嫌な感覚が走りました。
1週間経っても その感覚は続きました。


父からの「生きている間に会う事もないだろう」 のメールが届いた時から
本当にそれで良いのか…

何度も頭に出てきては、勇気がなくて見ないふりをしてきましたが
このままではいつか後悔するだろうという事も
感じていました。


そして 先日 
勇気をだして父に電話をすることを決めました。


この1年 たくさんの学びと経験を通じて
自分の強み、弱みも見つめなおして
辛くても 自分自身と真剣に向き合ってきたことで
私は成長できていました。

 

これまで父の名前を見るのも怖かったので
スマホの連絡先は関係のないマーク □ の一文字に変えてあります。

勇気をだしてボタンを押す指がこわばりながらの電話、 
なんと言われるか緊張でしたが 
聞こえてきたのは 
「元気か? どうしている? 体調はどうだ?」 
と私の体調を心配する優しい声でした。

 


3年ぶりの会話は 穏やかな時間でした。
記憶の中の父は怖いのですが 
今、話している父はだれもいなくなった広い家で
一人暮らしをしている年老いた父でした。


しばらく話をして電話を切った後 
ホッとして 温かい気持ちになれていました。

来年は思い切って 
会いに行ってみようと思います。 


まだ、問題が全て解決したわけではないですが
間違いなく一歩進むことができました。



来年2024年はきっと
もっと良い年になる予感がします。