中国ドラマいや韓国ドラマでも、私は宮廷物が好き。物語りがリアルで知略戦に醍醐味を求めて。

でもね、この領域も脚本的には限界があり、よほどの発想転換か主人公の演技力かビジュアルが美しくなければヒット作とはならないし感動しない。事実残念な脚本として最高君主の皇帝あたりが冷静さを失い、おかしなわがままを振りかざして周りを翻弄することにより場面を作り出すというのが多く見受けられる。

 

そしてなにげに霜花の姫をU-NEXTで見始めたんですが、これは私が一切見ようとしなかったジャンルの光線を出したり空を飛んだりと術を使ったファンタジー物。

でも面白い。自分でもびっくり。拒絶反応があったこのジャンルを楽しんでいる。登場人物の考えがそれぞれ理解できることと、

ヒロイン錦覓役の楊紫さんがいかにも女優よという感じではなく等身大のそれもうまい演技で自然なこと。

 

でも☆6つの絶賛までは届かないかな。

潤玉が復讐に囚われすぎてさらに錦覓への執着、このこだわりはあまりにひどすぎて天帝としてはダメでしょう。書いたように残念な脚本のそれに近いものを感じました。自分の感情を殺してまで政務に尽力するのがトップ。

 

そして旭鳳が錦覓に殺されて確執が生まれるのですが、この決別は復縁するには一線を越えていると思います。覆水盆に返らずということわざがあるように、わたし的には修復不可能な関係に陥ったなと。

 

あとは天魔決戦後の潤玉の衰え方が急激すぎて、ちょっと急ぎ足な感じなところかな。

 

作品の評価としては

非常に面白くて楽しめましたが、録画等して保存するまでは行かないかな。まあ暇があればやりますが。

☆☆☆☆☆★