シーズンも終わりかけているというのに何の発作を起こして書き込もうとしているのか。爆  笑

自身で購入したり、仕事で依頼された雪下ろしの現場先のお客様所有で使ったことのある除雪機、これを順次紹介していきましょうかね。

 

まずは初めて扱ったのが

ホンダHS80。もう30年以上前の機種。もちろん機械好きの私は自分でメンテして現役。自作でオーガの雪詰まり防止として改造してあり、ビチャビチャの雪でも詰まりません(企業秘密)エンジンも一発始動。

 

これは、親父が亡くなったあと中古で購入。山奥の実家の雪下ろしや除雪は私が一手で行うことになり、玄関から先の道で流雪溝の投入口までの投雪。家の裏手で雪下ろしした雪の田んぼ側への排雪が目的。

今の電気制御の入ったシステムと違い、可動箇所は機械駆動がすべて。便利さではかなわないが、逆に故障しても溶接機やドリル、グラインダーなどの電動工具があれば修理やパーツ製作まで可能。なんと言っても排雪に対して走行速度、投雪能力、重量からなにからものすごくこの機種はバランスが良い。巷では「名機」と言われているらしい。

ああ、そうそう。このシーズンになると除雪機の作業上の事故に注意というアナウンスが聞かれると思いますが、なんとデッドマンクラッチをこの時代からメーカーが装備済みなので安全面は安心。(レバーから手を離せばエンジンは掛かったままですが駆動部がすべて停止します)

 

こいつの弱点

排雪能力は馬力から見ると高いのですが、やはり除雪場所の状況が機種能力に適合しないとむしろマイナスでしかありません。良く、小さくて扱いやすいから小型除雪機が女性にも使いやすいとか言いますが、「違いますね」

オーガハウジングを超えた高さの積雪では能力ガタ落ち。クローラー(キャタピラ)の長さ、幅が小さいから穴が出来たときすっぽりハマって脱出困難。オーガの高さ調節も変化量が少なく、ましてや左右に傾くローリング機能もないので雪下ろしした雪に立ち向かうには筋トレ並みの体力を消費します。でも勘違いしないでください。そういう機種を買えといってるんではなくて、繰り返しますが現場に合わない機種は避けましょうということ。あとは走行クラッチ。機械的な話になりますが、スリップさせることが変速機に入った機構なので消耗があることと、エンジンの力がダイレクトにクローラーに伝わらないことですね。

ああ、もうひとつありました。シューター(雪の飛び出す所)が電動ではなくて方向も角度も手で操作する必要があります。別にいいんです。故障しないということのトレードオフ関係ですから割り切ればいいこと。もったいぶらないで言うと、投雪方向を変えるハンドルレバーが右側にあるんですが、自分で除雪していって進んで出来た雪の壁にぶつかってクルクルと回せなくなることがあるんです。(要するにそこまでの雪壁を想定した機種ではないということでしょう

 

以上のことと、メイン機を追加入手できたことで、現在は別場所の平坦な駐車場の除雪のみに使用しております。馬力能力も不足なく、オーガの複雑な機構も平坦部では必要なくて、それこそ小型で置き場から出し入れからしやすく、言うことないです。

 

これはサブ機です。続きましてメイン機種「ヤナセ」へと続きます。