まだBSでは放送中ですので、(でももうすぐ終わるのかな)そちらの方はネタバレ注意です
まあ、いつもの通りのざっくりな感想になりますが、、、

 

陸繹と袁今夏の二人で養母に結婚のことを話したあたりから、「ああそろそろ主人公の幸せからの転落」が始まるんだな。と、ドラマ好きの方は感じたでしょう。ドラマの王道ですから

夏然を陥れて夏家を取り潰し、一家の使用人まで皆殺しとさせた半ば偽りの奏上を嘉靖帝に出したのが陸廷で、袁今夏は夏然の孫で陸廷は陸繹の父。つまり簡単に言うと親あたりの関係が敵だってことで。。。袁今夏は夏然の孫というのはドラマ見てれば自然に視聴者は気付く流れができてたので驚きもしないでしょうね。で、なぜ二人を引き裂く設定にドラマとして持っていくのか考えました。別の考えとしては家同士が敵でも私達は純愛に生きる。という路線もないわけではない。でもここでは陸繹はその過去の事実を知っても袁今夏には言わずに、夏家は罪人の家でその子孫ということが明るみに出ることを避けて、陸繹は袁今夏を傷つける言葉を言って冷たく距離を取ろうとします。あくまで彼女を周囲から守るため。

ああ、でもそこまで突き放しちゃうと、このドラマ最終的にはハッピーエンド確定だろうから、どうやって最終話を取り繕うんだろう。といろいろ考えましたわ。「花の都に虎われて」の場合はあくまで「」が二人を引き離す要因だけど、こちらは離し方が「不信」なんですよね。この二人、あの静かながらも熱熱ぶりからの。。ですよ。普通は心にしこりができて「覆水盆に返らず」だとおもうのですが。。。

 

と思ったらこのつじつま合わせがなんとミラクル隠し玉、魔球第一号。

陸廷が残した「夏然が潔白だったという証拠」を、陸繹が袁今夏の家からこっそり持ち出して嘉靖帝に奏上するという。そして嘉靖帝は臣下らに惑わされたということで激怒し陸家は取り潰しで陸繹は秋をもって斬首刑に決まってしまう。

いやいや、中国ドラマ見ていて「家」とか「親族」って個人個人より大事なことも多々あるってことは薄々認識してるけど。本人とは全く関係ないところで敵だの斬首刑だのってで殺されちゃーたまらんわな。

ちょっと過激だけどむしろ今の日本で、確たる理由もなく放火だのやってる半ばテロリストのような犯行に対して九族皆殺しくらい適用してほしいよ。ああ、まともに読まないでね私の夢の話。加害者でも、この国ではちゃんと人権を守ってあげますから。←嫌味

 

家も自分も投げ出して自分を守ってくれた陸繹

日に日に時が経ち、陸繹の刑期がどんどんせまるなか、袁今夏は彼の帰りをひたすら待つ。その後大臣の説得で嘉靖帝の出した斬首刑は取り下げられたが、牢での監禁状態には変わりがなかった。その生活も一年?になろうとしたとき、国に災害が起こり嘉靖帝が恩赦をだし、陸繹は無事に獄から出る事ができた。門の前で待っていた袁今夏。二人は今後の生活を楽しく考えながら歩き出すのであった。

 

懸念材料をすべて無理やりこのストーリーで収めましたね。要するに気まぐれ嘉靖帝、万歳万歳万々歳。さらに陸繹は復職までしたという。斬首刑とは天と地の差だね。

ラストシーンも綺麗すぎ。陸繹はやつれてるはずが健康そのもの。きれいな衣装で牢獄からでてくる。リアルはそうは行かないと思うけどそうしちゃうとドラマに締まりがなくなり最終回としてここで切れないから、ここでは現実より映像美化な。

 

基本的には面白かったですよ

ふんわり風船星ふんわり風船星ふんわり風船星ふんわり風船星ふんわり風船星

演出で前にも書きましたが漫画みたいな表現が多々あるのがマイナスではないですがちょっと残念な所。

でも、袁今夏役のタン・ソンユンさんの明るいキャラクターでだいぶ癒やされました。

あとはやっぱり厳世蕃役のハン・ドンさん。初めてみたのが宮廷女官若曦の九皇子役、こういう役は嵌り役で、申し分ない安定感がありますね。

 

次は視聴しかけの狼殿下を見ようと思い、7話くらいからまた見始めたのですが途中でやめました。ちょっとひどすぎで見るに耐えないです。