狐玉を体から取り出したテウンは倒れ、救急車で病院に運ばれる。
心配するミホ。もしテウンが目を覚まさなかったら、短刀を貸してくれとトンジュ先生に言う。
もう手遅れだというトンジュ先生。
二人の会話の最中、テウンはベッドから起き上がってくる。
一転、安堵に変わるミホ。
離れてくれというテウンの言葉に、その場を立ち去るトンジュ先生。

テウンとミホ、これから体がどうなっていくのか解らない。二人は回話を続ける。
テウンは取りあえず大丈夫のようだが、ミホの方は55日目に尻尾が消えるのかが心配だった。
そのためテウンは、映画の中国ロケも監督に頼んで延期させてもらおうと考える。

テウンが倒れたと知らせを受けた祖父とミンスク叔母さんは病院に駆けつける。
ミホが狐玉を心配して、「玉、無事でいろよ。」とおなかをさすってる場面にちょうど二人は入ってきた。
おなかの中の玉と聞いて、祖父はミホが妊娠して、自分にひ孫が出来た。と、そうとらえてしまった。
「だからミホさんに会いに帰国した?」と、監督助手でテウンの友人でもあるビョンスがテウンに追い打ちを掛ける。
「違うんだ。」と必死に否定するテウン。
ここには産婦人科もあるから、ミホさんを検査しようという祖父。
検査など受ければ九尾狐の正体がばれてしまう。
狐玉の本当のことをいえないテウンは、これで完全に外堀が埋まってしまった。
「そうだよ、ミホの体の中に玉がいるんだ。」テウンは言ってしまう。
ということで、現場はすっかりそういうことになってしまった。

やはり感心します。さっきまで生き死にを掛けたシーンだったのが、ここで一変コミカルな流れに。それも自然な形で。

そしてミホの体を心配する祖父は、二人を自分の家で生活させることにしたのだった。が、
ミホの半分は九尾狐。そしてまた半分は人間という、非常に不安定な状態だったため、その症状が夜に出てしまう。
目を青くし、残り半分の人間の気を欲しがるミホ。無くなった尻尾を返せとテウンに迫る。
ミンスク叔母さんに危うくその場を見られそうになるが、テウンはそこにあった狐の尻尾をミホに渡してなだめる。
落ち着いたミホは眠りに入り、テウンはミホをベッドに運ぶ。気が付いたミホだったが、それまでの事を全く覚えていない。

そして、このミホの変化は日中にも頻繁に起きるようになる。このままでは、ミホが人間でないことがいつかバレてしまう。
スクールの倉庫部屋に戻ろうと二人は考えるが、ミホが妊娠という誤解のような嘘を、祖父に言って謝らなければいけない。

ミホの状態が心配なテウンはトンジュ先生を訪ねる。
トンジュ先生は言う。
ミホは今、九尾狐と人間の気が半々に混ざっていて、そしてまたその両方を殺せる自分の血が流れている。
うまく気が混じればミホは「半人半妖」となれるが、そうでなかったら九尾狐の気と人間の気が両方消され、ミホは消えてしまう。
現状を判断するとすれば、55日目に訪れる死で5つめの尻尾が消えるかどうかであり、もしも尻尾が残らないようなら100日目にミホは死んでしまう。と。

帰宅したテウンは、祖父にミホの妊娠は誤解だと話す。祖父の怒りと落胆は相当なものであった。
そして二人は倉庫部屋にもどり、試練の55日目を迎えるのだった。

ミホが体の変化を感じると、尻尾が一本消えていた。ミホは自分が人間に近づいていると喜ぶが、
ミホの死が止まらなかったことを知り、テウンはどうしたら良いのか解らない。
そしてまたトンジュ先生に逢ってそのことを話す。

人間の気と九尾狐の気がうまく混じらないのは、ミホが人間になりたがっているからで、テウンがミホのそばにいることでその考えが起きるのだと言う。

ミホを助けるには、自分から離れるしかないと決意するテウン。
ミホを車に乗せトンジュ先生の元へと向かう。
ミホはドライブ気分。でもテウンは本心を押し殺して別れ話の切り出し。名シーンです。涙無くして見られません。

その夜、やりきれない気持のテウンは屋台?で酒をあおる。ビョンスが介抱し、倉庫部屋まで連れて行く。
結局、ミホもトンジュ先生の所へは行かず、部屋に戻ってきた。

翌朝、テウンが目覚めるとそばにミホがいる。テウンは一人この部屋を出て行くことを決める。
そばにいて欲しいと言うミホを残し、テウンはスクールから走り去る。
そして空から涙の狐雨が降る。

この2回目の別れを告げるシーンがなぜ必要かと考えました。テウンにとっては苦しみが二重になるだけだと最初は思っていましたが、ミホが別れを自覚することと、見てる私たちに対して、そうなって欲しくないと思える最大のマイナス地点まで感情を持っていくためなんだなと思いました。さらに次のシーンを見て、ああ、こうすることによって一旦話の流れをここで区切って、次の全く新しい場面へ展開することが出来るんだなと解りました。
でも撮り方はちょっとうまくなかったですね。狐雨が明らかにお手製でまばら。テウンもミホもしっかり見ると濡れていないし。