読み終わった後
『わたしね、けっこんしきのおはなしのところ、かなしおかおしてきいてたの』
と報告されました。
そして
絵本の絵を見ながらお話をもう一度説明してくれました。
特に、女の子の変化について熱く語っていました。
女の子のリボンの位置と靴の形が変わっていくので、身振り手振りで説明している姿は面白かったです。
『かなしいおはなしで、さびしい』という感想でした。
その後も何度もページをめくり読んだり絵を見たり忙しくしていました。
おばけのケーキ屋さんに通う女の子。
「ぼくのつくったケーキ おいしいだろ? ビックリするくらい!」
とおばけが聞くのですが女の子は
「うん おいしい。
だけど パパのつくるケーキと同じぐらいかな?」
と答えました。
ライバルに負けてられないとおばけは女の子にまた来てもらうように頼みます。
いつの間にか女の子は大人の女の人に成長しており、結婚式を迎えることになりました。
そこにケーキを届けようとするおばけ。
太陽の光をあびると消えてしまうので、朝日がのぼるまでに届けようと頑張るのですが…。
なぜ女の子が パパと同じくらい と言うのか。
結婚式の日にわかります。
おばけと女の子の関係やおばけのケーキ屋さんがどうなってしまったのか。
悲しい部分もあるお話だけれど、それだけではなくこころがあたたかくなる優しい気持ちになる絵本でした。
オススメ度
★★★★
~シリーズ~