夢に出てくる貴女は
すごく笑顔で、幸せそうで
だけどなぜか遠くて
みんなと笑ってる貴女を
誰もいない暗いすみっこで
見てる私
でも、やっぱり笑顔の貴女を
見てる私は幸せで
嬉しくなる
後ろにあった鏡を見た
隣にいるはずの貴女がいない
涙が流れた
愛されないのが怖いんじゃない
一人なのが怖いんじゃない
目で見えるのは笑顔の貴女
だけど、鏡に映るのは隣に貴女がいない私の姿
貴女との距離がすごく怖くて
何が?何を?どうすれば?
わからない事すらわからなくなる
愛しくて、寂しくて、逃げて、
気を失った
「必要」、「離れないで」
誰かが呼んでる
騙されるのが怖くて、俺は「嘘だ」ってひたすら逃げてる
信じないようにってひたすら逃げてる
その言葉、行動が貴女を傷つけてるとも知らずに
でも、例え貴女の全ての愛の形が偽物だったとしてもやっぱり喜んでしまうんだ
そして、またすぐ不安がやってくる
だから
貴女の名を呼んだ
目が覚めた
目の前にあったのは、鏡に映る隣に私がいない貴女の姿
もぉ見たくないと鏡をわってまた逃げた
何か変わると信じて
自分の形を変えた
そしてわった鏡を治した
やっぱり貴女の隣には私がいない
私も
貴女が必要だよ
手の届かぬ貴女との距離を亡くそうと
目をそらさず貴女だけを見つめ
叫んだ
「貴女が好きです」と
貴女に届いたのかすらわからないまま
消え行く意識
最後に見た景色は
とても綺麗な花が限り無く咲き乱れる空を虹色の蝶がキラキラと舞う景色だった
それからは、その景色だけが永遠に瞳に映っていて貴女の名前だけが記憶と心に映っていました
今は貴女の幸せを遠くからでいいから見ていたい
だけど
いつか私が貴女の幸せの鍵になる
いつか必ず
鏡を見た時、貴女の隣に私の姿が映る日が来るまで
私はしばらく眠りにつきます
いつかの夢の話でした