この世に生を受けて半世紀を超え、子どもの頃から世の中の理不尽な出来事に頭を悩ませていました。
生まれたのが戦後20年を過ぎた頃ということもあり、周りの人たちの中には戦争を体験した人も少なくなく、また若い学校の先生の中には学生運動なんかに参加していたような猛者もいました。
幼いころにゴジラやガメラなどの怪獣映画が流行っていたりしたので、町を焼き尽くす怪獣に追われる夢なんかもよく見ておびえていました。また母親が心霊番組が好きだったこともあり、怖い再現VTRを見たりして寝れなくなりましたが、実際夜になると街灯も少なく暗いのでオバケが出るとおののいていました。
まぁその辺はどうでもいい話なのですが、学校の先生に学生運動をしていた先生が多数いたことでなぜこの先生たちはこんなに好戦的なのだろうかと不思議に思いました。
戦争反対を謳いながら、権力者を抹殺しないといけないみたいな表現を授業中に堂々とするので、理論的にも真逆のことを主張する先生が理解できませんでした。
そうして世の中なんでこんなに争う人たちばかりなのだろうと不思議に思っていました。
20代の頃からボランティアに参加したりして世の中を平和にするにはどうしたらいいのだろうって考え続けてきました。
左翼的な思想の人たちとはやはりまったく合わないんですよね。
そこで思春期の子たちのサポートをする活動をするようになってから「ガラス窓理論」にふれて街をきれいにすることから始めようなんて思って繁華街の清掃活動なんかも積極的にするようになりました。その時にたむろしている若者に話しかけて仲良くなったり何か一緒にできることをしようっていろんな企画をしましたね。
でも清掃してもしてもたばこのポイ捨て、空き缶のポイ捨て、落書き・・・まったく減りません。
やってもやってもイタチごっこ。
今はもうそういう活動はしていませんが、あんだけやってきたのに変わらないよなぁ。一時期変わったところもあったんだけど手を放して年月が過ぎるとまたダメになる。
むなしくなりますね。
もうさすがに現場に出て活動するのは難しいんだけど、これってひとりひとりが意識すればよくなるはずなんです。
家族や友達や同僚に街を汚すような人がいたらやっぱり注意すべきなんだよね。
知り合いだから目の前でポイ捨てしても何も言わない人が多すぎる。関係性を壊したくないからなのでしょうね。
これっておかしいよなって思ったりするんですけど。
同じようにお店とかでカスハラしてるバカな人たち。
一緒にいる家族や友達や同僚でやめさせる人ってあまり見たことない。
ぼくだったらそんなことする人絶対注意するし、注意してもやめないなら関係やめちゃいます。
彼氏や彼女がカスハラなんてしてたら絶対嫌いになると思う。
なかなかそうはいかないんですね。
やはり世の中は難しいですね。
今日のお写真は末娘のリップちゃんです。