捨てられたどうぶつ達の幸せのために携わること。 | LOVE&PEACE ‐ NOA いぬ・ねこの里親募集

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team NOA(一般社団法人LOVE&PEACE)
大阪、関西で 捨てられた子たちの里親探しをはじめどうぶつ達が幸せに暮らせる社会にするための活動を行っています。

今日は滔々と文章を書き連ねます。
重たい話になります。
お目汚し、本当にすみません。



普通にうさぎと暮らしていた平和な日々から一転、捨てられたどうぶつ達と関わるようになって今年で丸々10年になります。

その間、うさぎを中心に犬や猫、ハムスターやモルモット、はりねずみ、フェレット、デグー、ファンシーラットなどたくさんの種のどうぶつ達と出会い、幸せにして下さる里親さんの元へたくさんの子を送り出してきました。

でも、最初の頃には幸せにしてもらえると送り出した子が残酷な結果にされてしまったこともありましたし、中には音信不通になってどうなってるのかわからなくなる里親さんもいました。

10年もやってると初期の頃にお迎えしていただいた子達は幸せな生涯を閉じて天使になっていったというご連絡もいただきます。

幸せにしてもらえて一緒に喜ぶことができたことは大きな財産ですが、優しい家族と出会うことなく生を終えてしまった子達もいます。

喜びも悲しみも希望や勇気もたくさんもらいましたが、悔しさも多く経験してきました。

こないだも九州へと嫁いでいったうさぎの六花ちゃん、愛知へと婿入りしたビーグルのアンジュくんの近況が届きました。

ともに年を重ね、老齢の域にさしかかってきているけど、家族の愛をしっかりと受け止めて過ごしています。

幸せにしていただけることはこの上ない喜びですし、そんな光景を目にすることは本当に幸せなことだと思います。

でも。

捨てられる子達が今もずっと続いていることは悲しくつらいことなんです。

ネットはそんなにしないのですが、時折TwitterやFacebookを見るとそんな子達の情報があふれています。

10年間一生懸命やってきても何も変わっていない現状。

たしかに当時はセンターに入ったら生きては出ることができないというとこもたくさんありましたが昨今ネットの普及と行政への働きかけにより殺処分ゼロを謳う自治体も本当に多くなってきました。

でも、その分団体さんやボランティアさんが被っているというところも少なくありません。

命に優しい社会づくりをしていきたいと啓蒙啓発の催しも数多く開催してきました。

でも現実はひとつも変わっていない。

意識ある人達がたくさん増えてきているのはとても嬉しいことなのですが、そのぶん、命をないがしろにする人たちも一定数いることに変わりなく、そして命をないがしろにする人たちは「命を大切に」と訴えかけるような情報には接することがありません。

どうしたらいいのか頭を悩ませます。

そしてこのところ多く目にするのが「多頭飼育崩壊」という文字。犬も猫もうさぎにもあります。

多くは繁殖業者の廃業などで行き場を失ってしまう子達。

知り合いの団体さん、ボランティアさんに保護された多頭飼育崩壊から救われた子達に会うと、よく生きていてくれたねと涙せずにはいられないような過酷な環境の中で助け出された子達です。

でも、そんな業者のみならず一般人の多頭飼育崩壊というのも本当に多いようです。

動物の愛護及び管理に関する法律には適切な終生飼養や繁殖に関する適切な処置を講ずることが明記されています。

にも関わらず無責任に繁殖する人は本当に多く、そのような情報に接する度に悲しい思いになります。

かつて起こったうさぎカフェ事件の時にペット業界の裏側を見てしまって、もう何も信じられないという気持ちになりました。

よく赤ちゃんが陳列され売りに出されているペットショップには行きたくないという人がいますが、その気持ちが切実に理解できるようになってしまいました。

犬や猫、うさぎの赤ちゃんを見ることがとてもつらくなります。大手のペットショップはもちろん、小さなペットショップ、ブランド犬やうさぎの専門店なども入れなくなってしまいました。

おととい、長く一緒に犬の保護をしていた女性から久しぶりに連絡がありました。

要件は別のことだったのですが、色々と話している中で、お正月に引き取ったシュナウザーちゃんが大きな病気で手術をしている最中に亡くなってしまったそうなのです。

彼女も一体なんのために保護したんやろ、と自責の念にかられたそうです。

考えていることは同じなんだなと感じました。

答えは簡単に出るもんじゃありません。

だけど問題の根本は人間だということです。

お金儲けのために母体に無理をさせて産ませている業者や販売している業者の問題、無責任に購入して無責任に捨てる飼い主、無責任な繁殖をする人たち、そしてそこに歯止めをかけることをしない国、自治体。

自分たちはどうしたらいいんだろう。
10年やってきて何も変わっていないことに虚しさすら覚えます。

事務局で供養しているうさぎのポルテちゃん、犬のフィガロくん、ロゼちゃん、猫のマカロンくん、きなこもちちゃん。

この子達に胸をはって言えることがあるだろうか?

ぃゃ。そんなもの何もありません。
またここに新たに加わる子が出てしまったんだから。

いまもたくさんの子達が過ごす事務局。
そしてフォスターさんちでお世話になっている子達。

みんな幸せになってほしい。
もう捨てられる子が出ないでほしい。
そして失われる命がなくなってほしい。

前回の記事にくすめっとさんに捨てられた猫ちゃんのことにふれました。

くすめっとさんがどれだけ傷つき苦しい思いをされたことか。

自分たちも同じような境遇に立った時、同じように苦しみます。

こんなことを書いても見てくださってる方々はどうぶつ達を愛する人たち。

ないがしろにする人たちには届かないんでしょうね。


長々とすみませんでした。


sakagami


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