親にとって、子供の笑顔を見るのが一番の嬉しい時間だろう・・・・
しかし、私の場合、娘のこの満面の笑みを見る度、
全身鳥肌が立ち、全速力で逃げてしまう(;^_^A
何せ、私のことを母だと思っている飼い猫たち4匹に
育てられた野生児。
日本に帰国した初日に、意気投合して、その日のうちに
私のベットの中で一緒に寝始めた野良猫の花音が、
翌年3匹の子猫を産みました。
家猫だけど狩りを得意とする4匹の猫が、娘を自分たちの
妹の様に育ててくれました。そのおかげで、すっかり
野性味が増した娘(◎_◎;)
未来少年コナンのコナンが理想のタイプだった私。
1歳児から、セリフを丸暗記するまで繰り返し
フランス語で見ていた娘は、何と真夜中に
ジャングルジムの上で、足の指の筋力と
バランス感覚だけで、ジャングルジムのてっぺんに
仁王立ち(◎_◎;)
0歳の時から、お乳を上げる時、満面の笑みを
浮かべたと思ったら、私の乳首に思いっきり
噛みつき、そしてすっぽんの様に引っ張る始末・・・・
痛すぎて、無理やり離すとギャン泣き😿
あまりの雄たけびに、近所の方が私が虐待している
のではと疑い、家に来たほど…😿
悪魔の化身かと思ったほど(;^_^A
良く外人の子たちが考えられないようないらずらを
する動画がありますが、あれを毎日やられる身としては
母親虐待で訴えてあげたかった程😿
3歳児。こちらの巨大蜘蛛の巣のてっぺんで、
両手を離すということをしてくれた娘。(;^_^A
6歳児、初めてスケートに挑戦。
それまでは、どんなスポーツでも必ず私が
教えていたのだけど、スケ-ト靴を履いて立つ
ことが出来ない私。
転んでばかりで痛いので、初めてリンクの外で、
補助器具を使って自分で滑りなさいと言った私。
娘は一周だけ補助器具で滑った後、後は一人で
スイスイ滑っていました。(;^_^A
スケ-ト場が閉まるまで何時間も夢中で滑っていた
娘が、最後に一言。
「ママ、私スケート教室に通いたい。」と目を
キラキラ輝かせて言いました。
私も6歳で初めてテニスをした日に、母に
「お母さん、私テニス教室に通いたい。」と
言ったのを今でも鮮明に覚えています。
嫁に行く次女にかけるお金はないが、私の父方の
祖父母の強い意志だったので、教室には通うことが
出来ず、ひたすら壁打ちで中学の時には軟式テニス部へ。
即、上級生、高校生も負かして一番手に。
高校は硬式テニスが県で一番強い高校を選び、
一番最初の大会で北信越3位の先輩と互角に戦い、
翌日から県の強化選手に。
社会人になってからも北信越で優勝し、全国大会に
出場したけれど、自分の夢は全然かなわなかった私。
私と同じ歳で、しかも初めて挑戦した日に自分の
人生にとって一番大切なものを見つけた娘。(;^_^A
顔のパーツだけでなく、こんなところもそっくりなんて。
我が家の経済事情では到底フィギュアスケートなんて
不可能と思いながら、テニスにしてくれれば幾らでも
私が教えてあげられるのにとも思ったのだけど、
自分が教室に通えずに辛い思いをした分、娘には
一番好きなことをとことん応援してあげたいと思いました。
元々小さなころから外でスポーツばかりしていたので、
運動神経はけた外れに良い娘は、初めて数ヶ月で
クラスを飛び級し、即競技会に出場して入賞。
思えば、1歳の時からフィギュアスケ-トをテレビで
見る度、満面の笑みで選手たちの真似をしていました。
身体は柔らかいから、幾らでも足は上がるけど、
野生児なので、お嬢様の様な気品は感じられない娘。
9歳で高校生、中学生を数十名破り、ロールアルプスの
大会で連続優勝し、フランス本大会も入賞。
審査員の方々から、いち早く大きなクラブに移籍し、
フランス代表になれるような練習時間を確保
するように言われました。
しかし、娘たちのクラブは、我が家の様な貧乏家庭でも
好きなことが出来るように会費は他のクラブに比べて
激安。プログラムを考えるのも、競技会用の音楽を
編集するのも先生のご厚意で、競技会には皆で
一緒に行くので、遠征費も少なめ。
それでも、貧乏我が家にはヒイヒイ物で、私は寝る時間を
削って仕事を6つくらい掛け持ちし、スケート靴も、
ウェアも世界中から中古品を取り寄せ、普段着る服も
蚤の市やリサイクルショップで仕入れていました。
だから、別の場所にお引越しするのも、引っ越した後、
他のクラブの高すぎる会費を払うのも不可能でした。😿
だけど、愛情深い先生に教わるのは、娘にとっても
大切なことだと思いました。
悪魔だった娘が一番好きなことをとことんできる環境を
作ってもらえたことで、娘自身も周りの子たちがおしゃべりに
夢中で先生にリンクを追い出される中、一人黙々と練習。
娘曰く、他の子たちが練習をサボっている時間に、私は
真剣に練習して差をつけてやるのだとか。こんなところも、
私に瓜二つ(;^_^A
私の母もテニスと陸上、バレーでインター杯で活躍した
スポーツウーマン。私はテニスと陸上で。途中金銭的に
苦しくて何度もテニスにしてくれと思ったけど、
娘のあの満面の笑みを見ると、娘の人生は娘自身が
決めるものと自分に何度も言い聞かせ、親としてできること
はしてあげたいと思いました。
英語は大の苦手だけど、フランスのオークションでは、
競技用のスケート靴は手に入らず、アメリカやカナダから
何度もお取り寄せをしました。
たった数ヶ月で足が大きくなり履けなくなってしまう娘の
指を何度か切り落としたくなる衝動に駆られたことか😿
結局、高校生になり我が家の経済では続けさせてあげる
ことが不可能になってしまいました。😿
私自身、右手の手術をしたけれど、神経に炎症が残り、
泣く泣く諦めなければならなくなったから、最後まで
続けさせてあげたかったのだけど・・・
やはり、フィギュアスケートはお金持ちの
スポーツ。
大学生になり、もう一度スケートがしたいという娘。
バイト代を貯めて、スケート靴を買いたいそうです。
悪魔の笑みではなくて、娘の心からの笑みを
見るために、クリスマスプレゼントにスケート靴を
買ってあげられるようにしたいと思います。
日本で子供たちに関わることが多かった私。
お金持ちのお子さんたちは、0歳児からお母さんが決めた
習い事を複数掛け持ちして、一見恵まれているように
見えるけれど、小学校低学年にして、既に目が死んだ
人の様で、心が悲鳴を上げている子たちも多いです。
子供は誰でも無限の可能性を秘めています。
もちろん、教室に通い始めた時は、家でそのことを
する習慣がある子の方が実力は上だけれど、
子供自身がそのことを好きだという気持ちが一番大事。
子供自身の好きと言う気持ちが強いほど、指導者も
その気持ちを感じて応援したくなるし、相乗効果で
トビウオの勢いの様に伸びていきます。
自分が一番好きなことで培った努力や、集中力。
洞察力やコミニケーション能力や、体力。
全て、勉強でも活かせることが出来るはず。
娘も私も、寝る時間と食べる時間以外、自分の
一番好きなことにとことん時間を割きたいから、
授業中に集中して丸覚えすることで、期末試験も
受験も、入社試験も本番一発勝負でした。(;^_^A
こんなところまでそっくり何て、遺伝子って
恐ろしすぎる気が。
子供は遊びの中から学べることはいっぱいあると思います。
子供が幼少期に親子でもっと一杯遊んだらいいのに。
高すぎる教育費で夫婦仲がぎすぎすしたら、子供の心の
成長にとっても良くないし、親子仲も悪くなってしまう
と思います。
日本の子供たちと違い、授業中以外一切勉強せずに、
自分の好きなことにトコトン努力を重ねてきた娘は、
今、パリに住み、ソルボンヌ大学に通っています。
こちらの子たちは、文武両道の子たちがとても
多いです。青春をこれでもかと謳歌し、自分の
将来に希望や夢が持てたら、その後頑張ることが
できるのではないでしょうか?
もっと、日本の子供たちも心の底から笑えて、
子供時代にしか味わえない青春を思いっきり謳歌できる
様な社会にしてあげて欲しいと切に願います。
↑ ちなみに我が家では、romeo2rioという検索サイトを
使い、娘に旅行の計画を立てさせました。
パソコンで、出発地と目的地のみ入力して検索をかけると、
その区間の電車移動、車移動、バス移動、飛行機移動、
船での移動などを一斉に所要時間、料金共に表示してくれます。
同時に地図も表示してくれるから、地理の勉強にも最適。
私の仕事休みの日に併せて、2日間でどれだけ安く周遊の旅の
プランができるかで、合格したら旅行をプレゼント。
私が納得しなければ何度でもやり直しさせますが、
あくまでも旅行に行けるという楽しみがあるから、
娘も繰り返しシュミレーションするうちに、他の教科に比べて
苦手だった地理や歴史も、何とか学年2位をキープ。
本よりも本物を見て肌で勉強が我が家流。(;^_^A
私のくだらない歴史のこぼれ話を、うるさいと言いながら聞いていて、
テスト用紙にもびっしり書き込んだようです。
髪を乾かす時も、子供が英単語を覚える佐藤ママ推奨の
地図だから、きっとためになる地図だと思います。
学習能力がない私は、こちらを注文しちゃおうかな(;^_^A