閉館中の国立劇場 | Kanon's diary

Kanon's diary

雑記帳である。

冬まで勤めてたロシアの地方国立歌劇場、コロナで閉館中、元気にしてるかいと写真が送られてきた。

こんな広かったんか!と少し感激
幕やら背景やら人やら抜けば、舞台ってこんな広くなるのね


4羽もオーケストラピットに落ちないように
パドシャ15回で進まないように気にしながら(私は10年間いつも先頭だった、チビだから)してたのに
背景無くせば特に考えなくてもパドシャできたね

いつか自分の生徒を舞台に出したい
そしてダンサーとして食べていきたい子が出てきたら、きちんと人として生きて欲しい。
私はバレエが踊りたいだけだから、あとはどうでもいいとかそれは違う。その国の国籍に変えない限りは投票権は無くても、基本的人権はあって然るべき。
バレエダンサーになっても、人権や権利の意味を考えるくらいの頭は捨てないで欲しいです。

私は劇場幹部にはどこにいても可愛がられた。自分で言う。可愛がられたのでトータルでこんな10年も移籍してもやれたのだ。
しかしそれは劇場内部の小さなテリトリーの中だけであって、ロシア国家では無い。

 自分の生徒ができたら、そういうことも鑑みた上でどういう目線で日本でバレエを学びたいのか聞いて、お互いに理解した上でつきあっていきたいし、私はそうする。
他がやってなくても。

納税したらその分、外国籍でも人間なら助成金がしっかり与えられる人道的でまともな国で勤務して欲しいです、心から思います。