東京国立近代美術館に行った。
抽象芸術に興味があったので、まずは
コレクションによる小企画「女性と抽象」を鑑賞した。
(構成)
1章 女性画家協会
2章 増殖する円
3章 抑制と解放
なぜ女性と区別しているのか、その理由が
1章でわかった。
ここで『女流画家協会』とは、1947年に発足し、創立会員は73名。
発会式で、三岸節子は「今まで世の中は常に男性優先で
女性画家は無念の苦杯をなめさせられていた。
女流は社会的基盤もなく、経済的な安定もない」と語り、
連帯の必要性を訴えたという。
そして「女流画家の団結により芸術的向上を計り、
又新人の登竜門としての意味を以て展覧会を計画す」という目標を掲げた。
印象深い作品を記録しておこう。
現代は、抽象という絵画表現は
女性とか女流という表現で区別する必要はなくなっている、とは思う。
しかし、終戦直後は、そういった性差別がある封建的な環境の中で
制作を続けていたことと、彼女らの連帯のもとに発展していった事実を知った。
アート鑑賞のみならず、これらの美術界における史実も着目することができた。
常設展の内容は、まだ続きます。
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