東京国立近代美術館で開かれている

MOMATコレクションを観た。

(会期~2022/5/8)

 

まずは、2FLにある

新収蔵&特別公開!

ピエール・ボナール(プロバンス風景)から観た。

 


 

ピエール・ボナールの絵画作品

  《プロヴァンス風景》(1932年)  昨年度収蔵。



ボナール(1867–1947)は、

19世紀末から20世紀半ばにかけて活躍したフランスの画家。

 

60年近くに及ぶ長いキャリアの中でボナールは

何度か作風を変化させるが、

とりわけ1920年代以降の豊麗な色彩や

抽象度の高い表現を特徴とする作品は、

「視神経の冒険」(ボナール本人の言葉)、

「絵画の中の絵画」

といった形容で語られてきた。

 

ボナールに対しての評価は

20世紀を代表する巨匠

マチスとピカソでは評価が分かれていた。

 

 

   ( 会場の表示より引用概略)

20世紀を代表する画家の一人アンリ・マティスは、

「ボナールが今日でも、そして

確実に未来まで偉大な画家であることを

私が証明する」と、

ボナールの作品の革新性について

予言的な言葉を残している。

 

他方、ピカソは、

「不決断の寄せ集め」、

「彼は自然に従属している。自然を超越しない」と言った。

 

ピカソにはボナールの表現が受動的で、遅く、弱いものに

見えていたことが伺われる。

 

しかし、一方で「有機的な全体のように作り上げられた

極度にオーケストラのような表面だが、

あの強いコントラストが作る、

シンバルのじゃんじゃん鳴る大きな音は、

一つも聞こえてこない」

という言葉は批判を意図したものでありながら、

はからずもボナールを探求した、

ということを表しているように思えた。

 

 

 

 

 

その他、ボナールの《プロヴァンス風景》が描かれた

1932年と同時代に生きた

日本人画家の風景画の展示があった。

 

必ずしもボナールの直接的な影響を受けた画家

というわけではなかったが、

同じ時代に生み出された創作物という意味では

興味深かった。

 

 

これは、MOMATコレクションで何度も鑑賞したが、

今回は風景画として取り上げられていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とても、マチスやピカソ、ボナールと

画風こそ違ってはいるが、

好きな芸術家なので、

楽しい展覧会だった。

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