東京ミッドタウン六本木にある
サントリー美術館で開催中の
”大英博物館 北斎 ―国内の肉筆画の名品とともに―”
を鑑賞した。(会期:~6/12(日)
ロンドンにある大英博物館は、世界最大規模の
文化遺産約700万点を所蔵する博物館。
大英博物館には、日本美術の常設展示室があるが、
世界中から訪れる来館者の注目の的は、
やはり北斎の浮世絵だそう。
その大英博物館の1000点を超す北斎コレクションから、
選りすぐりの作品・関連資料110点がやってきた。
(展示構成)
第1章 画壇への登場から還暦
第2章 富士と大波
第3章 目に見える世界
第4章 想像の世界
第5章 北斎の周辺
第6章 神の領域ー肉筆画の名品ー
印象深い作品を記録しておこう。
第1章
為朝図
片手で弓を持つ武将、源為朝と、
それを引っ張る3人の男たち。
何人もの力で弓を引っぱても、びくともしないほど
力が強かったという、源為朝の伝説を描いた。
この作品は筆で直接描かれていて、
北斎の筆使いがよくわかるものだった。
第2章にある[富嶽三十六景〕の中でも代表作、3点。
海外でも”The Great Wave”として良く知られている。
特徴的な藍色、繊細なぼかしを効かせたグラデーション、
強烈なインパクトある波頭の表現、
北斎の造形表現はカメラ・アイのようだとも
称賛されている。
ここからは、フリーネットより拝借した画像。
構図は同じで赤富士と黒富士。
「赤富士」こと「凱風快晴(がいふうかいせい)」
快晴の空に浮かぶ鰯雲を背景に、
朝日に染まる富士山を描いたもの。
「黒富士」こと山下白雨
頂上付近に夏日が差して
雲が湧き、麓では暗雲が垂れ込め
稲妻が光る。
第3章にある
諸国瀧廻り和州吉野義経馬洗滝
70代の仕事。
諸国を巡りながら描き続けたから
この時代にあって体力も相当なものである。
それにしても今回は、平日の昼間なのに、
観客が多かったことにΣ(・□・;)。
おそらく連休中は激混みになりそうです。
北斎の展覧会はこれまでに
何度も開催されてきましたが、
とても充実した内容の
世界に轟く北斎展でした。
5月18日からはじまる後期には、
西新井大師が所蔵する 《弘法大師修法図》 も
出展予定とのこと。
年間メンバーパスを持っているので、
何回見ても良いとのこと、
また、そのころ、行く予定です。
YouTubeさんよりいただいた展示会場の様子。
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