神宮の杜芸術祝祭 ラストを飾るは「気韻⽣動―平櫛⽥中と伝統を未来へ継ぐものたち」 | Studio Kanons memory スタジオ かのんズ メモリー

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明治神宮宝物殿(中倉)で開かれている

 

「明治神宮鎮鎮座百年祭」記念事業の一環として

昨年3月から開催している芸術と文化の祭典「神宮の杜(もり)芸術祝祭」の

ラストを飾る企画、神宮の杜芸術祝祭 

「気韻⽣動―平櫛⽥中と伝統を未来へ継ぐものたち」

を鑑賞した。

「気韻生動」とは、
 
芸術作品に気高い風格や気品、
生き生きとした生命感が溢れていることを意味する。
 
この言葉は岡倉天心が画家に対して求めた境地とされる
 
一方、それは努力で到達できるものではなく、
 
芸術家が生まれながらに持っているもの、とも言われる。 
 
 
内部の展示風景
 
近現代彫刻に大きな影響を与えた明治~昭和期の彫刻家・平櫛田中と、
彼が残した傑作の数々を知って、その気迫を継ぐ現代のアーティストが共演されていた。
 
平櫛田中の作品からは、明治神宮の御祭神である明治天皇が

生前に購入した《唱歌君が代》などを展示。平櫛田中作品群は撮影不可。

 

そのほかの参加作家は、澄川喜⼀、深井隆、⾈越桂、⼟屋公雄、宮島達男、三沢厚彦、棚⽥康司、須⽥悦弘、保井智貴、名和晃平、⼟屋仁応、secca、⼩林正⼈(絵画)、原良介(絵画)。

 

と名だたるアーティスト!

 

木の彫刻、新しい立体、絵画作品など、印象深い作品を記録しておこう。

 

作品の解説は、いただいたリフレより引用。

 


   土屋仁応 「鹿」

神秘的な雰囲気の3匹の鹿の群れ。内側から透けるような柔らかい肌合いと、

仏像のように水晶を入れた美しい瞳。

モチーフである「鹿」は、神道に置いては神の使いと言われる動物である。

その一方で、農作物を荒らす害獣でもある。

 

夢と現実、人里と山、この世とあの世、あらゆる境界を自由に行き来して生きる鹿。

 

私たちをもう一つの世界へ誘うかのような美しい作品。

 

 

土屋公雄「内包Ⅰ」、「内包Ⅱ」、「海景Ⅰ」、「海景Ⅱ」、「海景/烏帽子」

 

畳の上に置かれたアンティークガラスに包まれた石たちは、

まるで展示ケースに浮かぶ島のよう。 

 

宝物殿の建物が持っている意味や記憶、時間がそこにあると感じるようになっている。

 

宮島達男 「Pile up Life No.4」

 

東アジアからアメリカ大陸まで様々な地域にみられる古代の記念碑や、

永遠の生のテーマにしたシリーズの作品。

 

自然石をかたどった外観とLEDが埋め込まれ、大規模な自然災害の影響、そして災害によって失われた命への祈りが込められている。

 

名和晃晃  「Throne(g/p _ pyramid」

 

2018年にパリのルーブル美術館ガラスのピラミッドに

展示した「Throne」の約1/7のスケールの作品。

 

京都の木彫り職人とのコラボレーションが実現し、東洋の神事や祭事に登場する

山車の形態に、エジプトが起源といわれる金箔を施し、

東と西、太古と現代の文化・技術が融合している作品。

 

 

 

長くなったので、続きPt.2に続きます。

 

 

 

 

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展覧会の見どころは、こちらをご覧ください。↓

 

展覧会情報

会期:〜5⽉30⽇
会場:明治神宮 宝物殿(中倉)
住所:東京都渋谷区代々木神園町1-1
開館時間:10:00〜16:30 ※⼊館は閉館の30分前まで
休館日:⽊(ただし3月25日、4月29日は開館)
料金:無料

 

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