夏を代表するひまわりの変わった種類を見たから。

 

ゴッホのひまわりを思い出さないわけにはいかなかった。

 

ゴッホのひまわりといえば、

彼の制作した「花瓶に挿された向日葵をモチーフとした油彩の絵画」

という定義であれば、7点が制作されたことが広く認められている。

このうち6点が現存している。

 

ゴッホにとっての向日葵は

明るい南フランスの太陽、ユートピアの象徴であったと言われている。 

 

その理由は、

南仏のアルル滞在時に盛んに描いた向日葵を、

精神が破綻して精神病院での療養が始まってからは

描いていないこともその根拠とされている。

 

 

 

ゴッホの『ひまわり』

この『ひまわり』は日本の損保ジャパン日本興亜美術館

(2020年4月1日にSOMPO美術館に改称)が所蔵しており、

常設展示もされている。

 

この美術館には多数回行くたび観てきたが撮影不可だった。

今回リニュールされてSONPO美術館という名称になってから、まだ行っていない。

 

近々、行く機会を得て、この絵とあらためて対話をしてみたい。

 

もうひとつ、構図は同じで、別の作品がある。
 

この『ひまわり』はロンドン・ナショナル・ギャラリーが所蔵。


東京・国立西洋美術館、

大阪・国立国際美術館で開催される
「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」で鑑賞できる

これも楽しみである。

 

色彩はSONPO美術館の方が明るい。

 

ここで、なぜ同じ構図で描いたのか素朴な疑問がわいた。

 

その回答はここにあった。

 

ロンドンの《ひまわり》と同じ構図で描かれていますが、

全体的な色合いやタッチなど、細かい部分はロンドンのものと異なり、

ゴッホが複製ではなく色彩やタッチの研究のひとつとしてこの作品に

取り組んでいたことがうかがえます。
 損保ジャパン日本興亜美術館HP〈https://www.sjnk-museum.org/collection/gogh〉より引用

 

なーるほど。。。

 

ゴッホは、ブリュッセル、アントワープのアカデミーで授業を受けたことはあるものの、

自分で本を読み、美術館に通い、友人の画家たちから助言を受けながら

伝統的な基礎技術を習得した。

ほとんど独学で絵を学んだわけだった。

 

その後、フランス美術界の変革の波に触れ、

自らも実験的な作品を手がけるようになった。

そして、やがて後世の芸術家たちに多大な影響を与えることになる、

あの表現豊かな筆致、鮮やかで強烈な色彩を放つ彼独自の様式を生み出していった。

 

その他にも、ゴッホの『ひまわり』は、

 

オランダ アムステルダム「ゴッホ美術館」

 

アメリカ フィラデルフィア美術館

 

ドイツ ミュンヘン ノイエ・ピナコテーク (ドイツ ミュンヘン)

 

アメリカ 個人蔵

 

ゴッホの「ひまわり」は世界にある。

 

思えば、オランダ・ベルギー旅行では、

https://ameblo.jp/kanon7811/theme-10105636996.html

 

クレーラ―・ミューラー美術館

 

ゴッホの作品展示室が特別にあったけど、

『ひまわり』の絵は、枯れた4本の花だけだった。

 

今は、海外旅行ができないし、

美術博物巡りを通して、

旅をするつもりでいる。

 

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