Bunkamuraで、

「ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター」展を鑑賞した。
(会 期 :〜3月8日)

 

 

2017年にBunkamuraで行った展覧会で

大きな話題をよんだらしいが、私は初見だった。

 

ソール・ライター(Saul Leiter、1923-2013)

アメリカ合衆国の写真家・画家

1950年代からニューヨークで

第一線のファッション写真家として活躍し、

1980年代に商業写真から退いた後、世間から突如姿を消した。

 

改めて彼の作品が脚光を浴びるきっかけとなったのは、

2006年ドイツの出版社シュタイデル社刊行の

自身の写真集『Early Color』によるものだった。

 

当時すでに80歳を超えていたソール・ライターにとって、

第2のデビューとなった。

2013年に89歳でこの世を去った。

 

しかし、その住処であり仕事場でもあった

ニューヨークのイースト・ヴィレッジのアパートには、

膨大な作品や資料が未整理のまま残されており、

2014年に創設されたソール・ライター財団が、

現在も「ソール・ライター作品の全アーカイブ化」に取り組んでる。

 

写真家の展覧会がこれほどの反響を巻き起こした背景には、

画家として出発し、天性の色彩感覚によって“カラー写真のパイオニア”と

呼ばれた個性と才能があった。

 

 

展覧会の構成

 

第1部

世界初公開作品を含むモノクロ・カラーの代表作、

多数の未発表写真をはじめとする作品群など約130点の展示があった。

 

刷り込み効果やサブリミナル効果のある作品群だった。

 

第2部

少なくともあと10年はかかると予想されているアーカイブ化作業において発

掘されたカラー・スライドをデータ化した未発表作品を世界初公開

 

また、ソール・ライターが「スニペット」と名付けて愛でていた家族

や恋人、知人、猫を写した小さな写真の数々の展示。

 

ソール・ライターの全体像がわかった。

 

展覧会の動画

 

 

カラー作品だけでも8万点とも言われる写真を残したソール・ライターは、画家でもあった。

 

ソール・ライターが住んでいたニューヨークのアパートメントの壁の再現

イースト・ヴィレッジのアトリエ

画家として活躍したソール・ライターの油絵を数点拡大してみた。

 

 

 

色が暖かくて、カラー写真のパイオニアといわれるだけある絵画だった。

彼の絵心はカメラ・ワークのセンスと共通性を感じた。

 


会 場 Bunkamura ザ・ミュージアム(東京都渋谷区道玄坂2-24-1 B1F)
休館日 1月21日、2月18日のみ休館
時 間 月〜木・日曜日:10:00〜18:00(入館は閉館30分前まで)
    金・土曜日:10:00〜21:00(入館は閉館30分前まで)
お問合せ 03-5777-8600(ハローダイヤル)
展覧会公式サイト

 

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