前回の東京国立博物館の投稿の続きです。
今年で17年目を迎えたという東京国立博物館で開催の「博物館に初もうで」。
鑑賞は、今年の干支の(鼠・ネズミ)がモチーフにした作品を
本館2階の特別1室・特別2室で公開中の「博物館に初もうで 子・鼠・ねずみ」から始めた。
鼠は、人間の穀物を食べてしまう困りもののイメージがありますが、
和銅5年(712)に編纂された『古事記』には大国主神を救う知恵者の
動物として登場します。江戸時代には、インド由来の神で、七福神に数えられる
大黒天の使い、あるいは福をもたらす動物としてみなされました。
また、鼠はたくさんの子を産むことから、子孫繁栄の象徴とされました。(パンフより)
鈴木春信「鼠、猫と遊ぶ子供」江戸時代・18世紀
鈴木春信は細身で繊細な表情の女性の像で知られる浮世絵師で、錦絵技法の大成者。
庭先でおめかしをしている娘と子供に猫が描かれている。
3人は兄弟でこれから出かけるところでしょうか。
子供の懐からちょこっと顔を出す鼠が愛らしい。
「古染付大根鼠図大皿 伊万里」
伊万里 江戸時代・19世紀 平野耕輔氏寄贈
多彩なネズミ色
重要文化財「鼠志野鶺鴒文鉢」
安土桃山~江戸時代・16~17世紀
鼠色地に白い文様の「鼠志野」
美濃焼(岐阜県の陶器)の一種「鼠志野」。
「振袖 藍鼠縮緬地源氏香模様」江戸時代・19世紀
一つ身振袖 鼠色縮緬地萩流水烏帽子
鼠色といっても、いろいろバリエーションがある。
ねずみの種類と分類
江戸時代のことだから、ミッキーマウスやピカチュウはいなかった( ´艸`)
今では、ペットとして飼われているハリネズミ。
それに,、誰もが可愛いというカピバラだって、ネズミの一種である。
かわいいネズミ
細かい描写だった。
他にも、たくさん小さくて、カワ(・∀・)イイ!!ネズミの根付のようなものがあった。
鼠をいろんな角度から見る充実した展示構成・内容だった。公式サイト
「博物館に初もうで 子・鼠・ねずみ」コーナー以外の
常設展示にも見応えのあるものが結構あって、
展示作品数も去年より増やしたように感じた。
常設展の展示替えはこちら
気になったものを記録しておこう。
縄文・弥生・古墳
重要文化財 個人蔵
千手観音座像 南北朝時代 14世紀
「貝譜」江戸時代・19世紀
海からの贈り物のような貝が好き!
思えば、アメリカ旅行で、ケープコッドに行った時、
お土産物屋さんで、いろんな貝のコレクションを買って、今も持っている。
ケープコッド行った時のことは下記をclick!
https://sky.ap.teacup.com/alter/96.html
「紅型衣装 白地竹梅鶴模様」沖縄本島・19世紀
日本武尊(ヤマトタケルノミコト) 青木繁 1906
愛する夫の身代わりに入水した妃、弟橘比亮(オトタチバナヒメ)を偲んで
「あづまはや」と三度嘆いたという悲話に基づく、と言われる。
自分の顔をモデルにした、そうである。
これは嬉しかった。
無我 横山大観 明治時代
長谷川等伯 国宝「松林図屏風」安土桃山時代・16世紀
は昨年も観て、記録してあるので、
画像は省略(国宝室で展示は、2020年1月13日(月・祝)まで)
また、ここに来る機会があったら、
常設展示で、今回載せられなかったものを記録しておきますね。
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