夏が来たかのように暑い昨日、
約3年ぶりにリニューアルオープンした
東京都現代美術館 Museum of Contemporari Art Tokyo
に行った。
天井の耐震性の向上、照明のLED化、エレベーターや多目的トイレの増設などが行われた他、中庭などパブリックスペースの整備、作品の修復等が実施されていた。
今回のリニューアル・オープンを記念して、2019年6月16日(日)まで大
規模な2つの展覧会を同時開催中である。
まずは第1弾
■コレクション展「MOTコレクション ただいま/はじめまして」
Pleased to Meet You.を鑑賞した。
休館中に新たに収蔵された400点の中から、2010年代にさまざまな世代や地域で制作された、まさに「はじめまして」のフレッシュな作品を中心に観ることができた。
コレクション展示室に入ってすぐにあるのは、総重量約5トンという巨大な彫刻作品。
以前は屋外に設置されていたアルナルド・ポモドーロArnard POMODORO(1925-)
「太陽のジャイロスコープ」。
修復されてブロンズ本来の輝きを取り戻されていた。
観る角度によって、いろんな様相を見せてくれる。
《ヘア・リボンの少女》ロイ・リキテンスタイン( Roy LICHITENSTEIN)1923-1997
あー、なつかしや。NYのMOMAでも観た。
中園孔二 NAKAZONO Koji 《無題》1989-2015 2012年制作
2015年に不慮の事故により25歳で夭折した。将来を期待されていたが、
短い間に500作品残した、という。
棚田康司 TANADA Koji
30年以上にわたって人体像を追求してきた彫刻家。
一木造り。
高田安規子・政子 TAKADA Akiko&Masako 組札 ハート・ジョーカー 双子の姉妹
トランプに刺繍、標本箱、木製台座
私たちの身の回りにある日用品に細工を加えることにより、大きさも内容も全く異なるモチーフへと転換させ、モノの意味や価値を問い直す作品を制作してきた。
寺内曜子《ホットライン 113》2017年
電話ケーブルと、中に納まっていたカラフルな細いコードを引き出した「ホットライン 113」は、一貫して裏と表、内と外といったものをテーマにしている作家らしい作品。
ちなみに113は、NTTの故障相談窓口の番号。
手塚愛子TEZUKA Aiko 「縦糸を引き抜く(傷と編み目)」 「層の絵-縫合」
布を媒体する作品で知られる。
今井俊介 Imai Shunsuke 2014
鑑賞者を「見る」ことの能動的な経験へ導く作品。
《それは変化し続ける それはあらゆるものと関係を結ぶ それは永遠に続く1998年
修復によって当初の明るさを取り戻した。
それぞれ異なるスピードで1から9まで1,728個のLEDの表示する
屋外にも、「ただいま」と「はじめまして」の彫刻作品やインスタレーション。
YOKO ONO クラウドピース。芝生に穴は掘ってあって、奥には鏡が空の雲を映してあった。
美術図書室には、映像資料が閲覧できる「メディアブース」
子供も楽しめる美術書を集めてある。
■東京都現代美術館
〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1
開館時間 10:00~18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
※3月29日は20:00まで開館
休館日 月曜日(4月29日、5月6日は開館)、5月7日
企画展観覧料
一般1300円 大学生・専門学校生・65歳以上900円 中高生600円 小学生以下無料
※企画展のチケットでコレクション展もご覧いただけます。
コレクション展観覧料
一般500円 大学生・専門学校生400円 高校生・65歳以上250円 中学生以下無料
※第三水曜日(シルバーデー)は65歳以上の方は無料
1日中楽しめる美術館。
難点はどこの駅からも少し遠いこと。
●東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」B2出口より徒歩9分
●都営地下鉄大江戸線「清澄白河駅」A3出口より徒歩13分
次に同時開催の「百年の編みてたち」に行った。
その前にお昼どきになったので、レストランに行った。
続く
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