東京都美術館で開催の混雑していると聴く

「奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド」展の後期にやっと行けた。

ウィークデイだから空いているかな?と思ったら、相変わらずの混雑だった。

 

今回の展覧会は

美術史家 辻惟雄の著書「奇想の系譜」をもとにして取り上げられた

岩佐又兵衛、伊藤若冲、狩野山雪、曾我蕭白、歌川国芳、長沢芦雪の6名の絵師の他、

白隠慧鶴、鈴木其一を加えた展覧会だった。

 

(展示の構成)

・幻想の博物誌      伊藤若冲  (1716-1800)

・醒めたグロテスク    曾我蕭白  (1730-1781)

・京のエンターテインナー長沢芦雪  (1754-1799)

・執念のドラマ       岩佐又兵衛 (1578-1650)

・狩野派きっての知性派 狩野山雪  (1590-1651)

・奇想の起爆剤      白隠慧鶴  (1685-1768)

・江戸琳派の奇才     鈴木其一  (1796-1858)

・幕末浮世絵七変化   歌川国芳  (1797-1861)

 

最近の「若冲ブーム」や「江戸絵画ブーム」、そして空前の「日本美術ブーム」は、

辻惟雄が、その先駆けだった、と思われた。

 

若冲、白隠、鈴木其一は、何度観ても飽きなかった。

 

ここで図録により気になった絵画を、これまで載せた以外のものを記録ておきたい。

 

 若冲「虎図」

部分図

                                        虎がユーモラス

 

 

             臨済宗 中興の祖 白隠

 

 

鈴木其一

 

 

鈴木其一

 

 

 

歌川国芳

 

 

以下は初見。

 

 

 

狩野山雪

 

 

                        部分

 

 

奇想の画家たちは、その時代では評価されなかったかもしれないが、

今こうして評価されていることへの感慨を覚える。

 

何回か鑑賞した作品も多くて鑑賞したつもりになっていたが、

整理すると見落としている作品も多かった。

 

個人的には鈴木其一に注目している。

 

 

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