Eden・Resortホテルでの滞在3日目、

 

夕方からアーミッシュ・キルトで

有名なアーミッシュが住む

Pennsylvania Dutch Country

(ペンシルバニア・ダッチ・カントリー)

へバスで出かけた。

 

アーミッシュ(Amish)とは

元々ヨーロッパからの移民で、

ドイツ・スイス系の種族。

祖国では、カトリック教会等から

迫害を受けてドイツからアメリカに移り住んだ人々。

 

アメリカに移民した際に、

高度成長するアメリカ経済をみて、

聖書にある言葉「質素に暮らすべきである」

という教えを守ることを

便利な暮らしよりも優先したのが根本にある。

 

そこは、

・広い草原にサイロとともに、

白色の素敵なアーミッシュの家が

ポツン・ポツンと建っていた。

・たくさんの牛や馬が放牧されていた。
・ミニチュア・ホースや鶏が飼われていた。
・自家発電用と思われる風車が見えた。
・無地布の洗濯物が風になびいていた。

・バギーと呼ばれる馬車が走っていた。

(上の画像)

 
キリスト教の一派、

アーミッシュは基本的に電気を使わない。


彼らの移動手段は徒歩と馬車だけである。

法規で馬車にウィンカーをつけることが

義務付けられているために、

やむなく風車と水車によって

鉛電池に充電したわずかな電気を利用するだけである。

現代技術による機器

(℡・テレビ・インターネット)を拒み、
移民当時と同じ生活様式で農耕や牧畜を行い、

自給自足の生活をしている。

人物写真撮影は宗教上の理由から

拒否されることが多い

というので、写真は撮らなかった。

 

アーミッシュの人々とともに、

アーミッシュの夕食をした。

コールスロー・フライドチキン・一口サイズのハンバーグ、

スペアリブ・マッシュポテト・パン・パンプキンスープ・果物・アイスクリーム等など。

これらを大きなお皿に盛られていて、

まわしながら各々のお皿に取っていく。

自家製のこれらの料理がすべて、とても美味しかった。

食事をした後、外に出たら真っ暗闇で、

停車しているバスの明かりを頼りに帰った。

アーミッシュは、文明という大きなうねりに

飲み込まれることなく、移民当時から続く

固有の生活・社会規範を守り続け続けていくという

強靭な精神力に今もアメリカに息づいていることに、

驚かされるばかりであった。

 

人種差別はあっても生き方の多様性

を認める気質があるのかも?

 

次はアーミッシュ・キルトが展示してあるランカスター・キルト・テキスタイル博物館に行きます。