私は以前、
「どうして私は、同じようなことで悩むんだろう」
と思うことがよくありました。
人間関係でも、夫婦のことでも、子育てでも。
状況は違うはずなのに、なぜか同じように傷ついたり、悩んだり、
自分を責めたりする。
「私がもっと頑張ればよかったのかな」
「私のやり方が悪かったのかな」
そんな風に考えていました。
だから私は、外側の出来事をどうにかすれば、自分の気持ちも変わると
思っていたのです。
でも、潜在意識や心理について学んでいく中で、少しずつ違う見方をするようになりました。
私たちは「現実をそのまま」見ているわけではない
私たちは同じ出来事を経験しても、みんな同じように感じるわけではありません。
ある人は何とも思わないことでも、別の人にはとてもつらいことがあります。
なぜでしょう。
そこには、これまでの経験から作られてきた「ビリーフ(思い込み・信念)が
関係しています。
例えば、
「私はちゃんとしなければならない」
「人に迷惑をかけてはいけない」
「嫌われてはいけない」
「私が我慢すればうまくいく」
「もっと頑張らなければ認められない」
そんな思いを心の奥に持っていると、その信念を通して目の前の出来を見るようになります。
私自身も振り返ってみると、
「私が悪いのではないか」
「もっと私が頑張らなければ」
という方向に考える癖がありました。
その時の私は、それが「自分の考え方のくせ」だと思っていませんでした。
それが現実だと思っていたのです。
「やっぱり私は…」を繰り返していた
ここが、とても大切なところだと思っています。
例えば心の奥に、
「私は大切にされない」という思いがあったとします。
すると、大切にしてもらった出来事より、
「わっかってもらえなかった」
「大切にしてもらえなかった」 という出来事のほうが心に残りやすくなります。
そして、
「ほらやっぱり私は大切にされない」 と思う。
するとその信念はさらに強くなります。 つまり、
信じていること
⇓
そこに合うものに目が行く
⇓
感情が生まれる
⇓
いつもの反応をする
⇓
似たような結果になる
⇓
「やっぱりそうだ」と信念が強くなるという循環です。
私も知らないうちにこの循環の中にいたのだと思います。
外側だけを変えようとしていたころ
以前の私は、何か問題が起きると、
相手が変わればいい。 状況が変わればいい。もっと自分が頑張ればいい。
そう考えることが多かったように思います。
でも、
外側が変わっても、自分の中に同じ思い込みが残っていれば、
また別の場面で同じ感情が出てくることがあります。
人が変わっても
場所が変わっても
出来事が変わっても なぜか同じところで苦しくなる。
そこではじめて、「もしかしたら、外側だけの問題だけではないのかもしれない」
と、思うようになりました。
「私は、何を信じているんだろう?」
ここから、私にとって大切な問いが生まれました。
「どうしてこんなことが起きたの?」 だけではなく、
「私は、この出来事をどう受け取っているんだろう?」
「私は何を怖がっているんだろう?」
「私は自分について、何を信じているんだろう?」
と考えるようになったのです。
すると、
「嫌われたくなかったんだ」
「認めてもらいたかったんだ」
「ちゃんとした人でいなければと思っていたんだ」
「本当は我慢したくなかったんだ」
と、それまで見えてなかった自分の気持ちが少しずつ見えてきました。
これが私にとっての、潜在意識にきずいていくということでした。
きずいた瞬間、選択肢が生まれる
私は、潜在意識を学ぶことは、
「思えば何でも現実になる」
ということは、本当だと思うけどまず手を付けないといけないことは
自分の中に置き去りにされた感情や考えと正直に向き合うことからだと思います。
かこにおきたことをなかったことにはできないし、
相手を思い通りに変えることもできない。
でも、
じぶんがどんなフィルターを通して、そな出来事を見ているのか
には気付くことができます。
気づかなかったら、いつもの反応を繰り返します。
でも、
「あ、私はまた私が悪いと思っている」
と気づいた瞬間、
「本当に全部、私が悪いのかな?」
と考える余白が生まれます。
その小さな余白の中に、
今までとは違う選択肢が生まれるのだと思います。
人生を変えるということは、大きな奇跡だけではない
以前の私は、「人生が変わる」というと、何か大きな出来事が起こることのように思っていました。
でも今は、少し違います。
今迄なら自分を責めていた場面で、
「私は本当はどうしたい?」
と、自分に聞いてあげる。
いやなのに「いいよ」と言ってるところで、
「今回はできません」と言ってみる。
誰かに認めてもらうことより、
「私はこれでいい」
と思える瞬間が少しずつ増えていく。
そういう小さな変化が、人生が変わっていく最初の第一歩だと思います。
無理やり外側を変えるのではなく、自分がどんなフィルターで世界を見ているのかに気づくこと。
そして、
「私は、何を信じているんだろう?」
と、自分に問いかけてみること。
答えがすぐに出なくても大丈夫。
気づくことから、今まで無意識に繰り返していた人生のパターンは、
少しずつ変わり始めるのだと思います。
必ず、自分の中に答えはあるし自分しかわからない
