※この日記は恋愛ゲームについての日記です。
恋愛ゲーム経験者や興味ある方以外は、引き返す事をオススメしますヾ(^^:;)
8月4日にブログアップした、【恋に落ちた★海賊王】のキャラグッズ・・・・・・
『シリウス海賊団 スペアキーネックレス』ですが、購入者のみ楽しめる、特典ストーリー《合鍵編》が付いてました。
・・・・・・・・・・で、その《合鍵編》をそっくりそのままアップしてみようと思います(≧▽≦)
※ネタバレになりますので、知りたくない方はここよりUタンして下さいね(;´▽`A``
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・・・・・・続き
トワくんんとしばらくお喋りして倉庫から出ると、ドアの前にハヤテさんが立っていた。
ハヤテ:うおぉっ!
○○:あ、ハヤテさん。
いまからシーツを持っていこうと思っていたんですけど・・・
トワくんに用事ですか?
ハヤテ:そ、そういうワケじゃねーよ。たまたま通りがかっただけだ!
○○:でも・・・通りがかったにしてはドアの前にぴったりくっついていたような・・・?
ハヤテ:トワの部屋は倉庫も兼ねてるだろう!怪しいやつが侵入していないか気になっただけだ!
べつにお前たちの話を聞いてたワケじゃ・・・
○○:え?
ハヤテ:な、なんでもねーよ!
シーツだろ。さっさと部屋に行こうぜ!
○○:はい。
ハヤテさんの後ろをついていくと、ハヤテさんが何かを落とした。
○○:あれ?
ハヤテ:んんっ?ポケットに入れておいたはずの部屋のカギがないぞ!?
おっかしーなー。
○○:あの・・・このカギのことですか?
ハヤテ:ああっ!そんなところに!
新しいカギだけど、コレはお前にあげるために作ったカギじゃねーぞ!
○○:はい。落とさないように気をつけてくださいね。
ハヤテ:って!すくし暗い残念そうな顔しろよな!
ハヤテさんは私の両肩をつかむと、そのまま抱き寄せる。
○○:ハ、ハヤテさん!?
ハヤテ:それは・・・お前のためにつくったんだって・・・お前にだけやる。特別だから。
○○:ハヤテさん・・・
ハヤテ:嬉しいか・・・?
○○:はい。ありがとうございます。
ハヤテ:・・・よかったー。苦労してキレイな宝石を探した甲斐があったぜ。
○○:キレイな青い宝石・・・ハヤテさんらしいですね。
ハヤテ:たしかそれはブルーなんとかって言うんだ。
曇りの日もソレを見れば、青空を思い出せるだろ?
○○:ブルーなんとかって・・・
えーと、このブルートパーズっていう石かな?意味は・・・
ハヤテ:何だ?その本は。
○○:ソウシさんから借りた宝石の本なんです。
宝石が持つ意味が書いてあるんですよ。
ハヤテ:へえ・・・そのブルーオマールってやつは、どんな意味があるんだ?
○○:なんか海老みたいな名前ですね・・・ブルートパーズ、ですよ。
意味は・・・学問や教養を司る、目標達成・・・だそうです。
ハヤテ:目標達成はともかく・・・学問や教養ってオレから程遠くへーか?
○○:うーん・・・でも、剣術も学問って考えれば、そんなに遠くないかもしれませんよ?
ハヤテ:ははっ、かなり無理があるけどな!
でも、お前がそう言ってくれるのは嬉しいぜ。
ハヤテさんは私からシーツを受け取る。
ハヤテ:今日はオレが自分でシーツくらい換えてやる。
その代わり・・・時間ができたら、オレの部屋に来いよな!
○○:はい。それじゃあ、よろしくお願いします。
私はハヤテさんにシーツを渡すと、ナギさんの部屋に向かうことにした。
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ナギさんの部屋にシーツを届けると、そのまま夜の宴の支度を手伝うことになった。
○○:今日の料理も美味しそうですねぇ。夜が楽しみだな・・・
ナギ:野菜を切るのはだいぶ上手くなったな。
よし、仕込みはこれで一段落だ。
ナギさんは」最後にメロンを切っている。
○○:美味しそうなメロン・・・今日のデザートですか?
ナギ:ああ。その前に味見をさせてやる。
○○:本当ですか?すごく嬉しいです!
香り高いメロンがお皿にのせられた。
ナギ:これ使え。
○○:はい!あれ?スプーンと・・・カギ?
ナギ:・・・お前のことだ。夜中に腹が減って眠れない時があるだろう。
○○:はい、たまに・・・いえ、わりと頻繁に・・・
ナギ:ふっ、その時はそのカギ使って、オレを起こせ。
○○:いいんですか・・・?
ナギ:毎晩じゃたまらないが、たまになら夜食を作ってやる。
○○:ナ、ナギさんに後光がさしているように見えます・・・ありがたやありがたや・・・
ナギ:・・・そんなに嬉しいのか
○○:はい!あっ、そういえばナギさんのカギについている緑色の宝石は・・・
ナギ:ペリドットだ。
○○:ペリドットの意味は・・・明るさ、ポジティブ、内面の美って書いてあります。
宝石の本か?
○○:はい。明るさ、内面の美・・・
ナギ:・・・・・・お前な、笑いをこらえるのはやめろ。
○○:い、いえ、そんな。
ナギさんは心がキレイだから、お料理もキレイなんだと思います。
ナギ:よくわからない褒め方だな・・・
○○:前にナギさんが料理は心って言ってたから・・・
いつもキレイな盛りつけの料理をつくってるナギさんは心がキレイって意味で・・・
ナギ:いちいち説明するな。聞いてる方が恥ずかしくなる。
○○:すみません・・・
ナギ:いいから、さっさとメロンを食べろ。ハヤテにでも見つかったら面倒だ。
○○:はい!
メロンを食べていると、最後のひとかけを床に落としてしまった。
○○:あっ!
ナギ:そそっかしいヤツだな。・・・・・・まるで世界が終わったような悲しい顔するな。
○○:とっても美味しいメロンだったから、つい・・・
ナギ:夜にたくさん出してやる。楽しみにまってろ。
○○:本当ですか?すごく楽しみに待ってます!
私が笑うと、ナギさんが苦笑を浮かべた。
ナギ:お前はイヌみたいなヤツだな。見ていて飽きない。
○○:イヌ・・・ですか?
ナギ:ああ。こうしてやりたくなる。
ナギさんはまるでイヌを可愛がるように、私の頭をぽんぽんっとなでた。
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満月が夜空に浮かぶと、シリウス海賊団の宴が始まった。
リュウガ:ん?○○・・・お前、何をジャラジャラさせてるんだ?
○○:あ、今日、皆さんから合いカギをもらっちゃって・・・
私が合いカギを出すと、みんなが顔を見合わせた。
リュウガ:お前らいつの間に・・・
オレが○○にカギをやったのがそんなに気に入らなかったのかよ。
ソウシ:私は○○ちゃんがいつでも医務室に来られるようにと思って・・・
シン:オレは掃除をさせるために渡しただけです。
トワ:僕は○○さんと時間がある時にお話したっくて・・・
ハヤテ:オレは・・・えーと・・・
そうだ!カギが壊れたから、たまたま新しいのを作ったんですよ!
ナギ:オレはコイツが夜中に腹を減らすと思ったからで・・・
リュウガ:やれやれ・・・いつの間にシリウス海賊団は○○を中心に回るようになっちまったんだぁ?
リュウガ船長が肩をすくめる。
○○:あ・・・そういえば、リュウガ船長の宝石の意味だけ調べてなかった・・・
リュウガ:宝石の意味?
○○:はい。ガーネットは・・・積み上げた努力と成功、恋愛成就・・・
リュウガ:ハッハッハ!なんだ、オレにピッタリの言葉だな!
ハヤテ:恋愛成就は微妙じゃないっすか?船長は女にビンタばっかり・・・
リュウガ:ああん?ハヤテ・・・今夜はとことん、オレの酒に付き合いたいようだな。
ハヤテ:い、いえ!船長はいつもモテモテですよね!
ソウシ:考えることは皆同じってことだね。それで、○○ちゃんは誰の部屋に行くの?
○○:え!それはまだ考えてないです・・・
リュウガ:オレの部屋に決まってるだろう?
船長室はシリウス号で一番居心地のいい部屋・・・
ドォン!!
リュウガ:っとォ・・・なんだこの音。
ハヤテ:敵か!?
ナギ:いや違うな・・・海は静かだ。
シン:またドクターの部屋で、おかしなものが爆発したんじゃないですか?
ソウシ:ええ?今日は何もしてないけど・・・
トワ:それじゃあ、厨房で何かあったとか・・・
ナギ:火にかけてるものはねーけど・・・一応、様子を見てくるか・・・
ナギさんが立ち上がろうとすると・・・
ドォン!
ドォン!!
ドッゴォォォォォン!
ハヤテ:何だコレ!?誰かが入り込んでんのか!?
シン:様子を見に行くぞ!
全員で船室に向かうと・・・
そこには巨大なハンマーを持って高笑いするロイ船長の姿があった。
ロイ:ハーハッハ!ジュエリー島での恨み・・・はらさでおくべきか!
シリウス海賊団め!
リュウガ:ロイ・・・テメェ、オレの船で何してやがる・・・
ロイ:俺様の合いカギをドラネコにやった礼だ!
あのあと、ドラネコと戦った俺の辛さがお前にわかるか!
リュウガ:そんなもん、わかりたくもねぇな。
ロイ:くーっ!お前はそういうヤツだよなあ!
だが!そんな顔していられるのも今のだけだ。これを見ろ。
トワ:あーっ!それは僕がせっかくつけた錠前!
ロイ:お前たちの部屋のカギはぜーんぶ壊してやったぞ!
これで合いカギなんかネコのエサだ!
ロイ船長がふところからネコを取り出すと、シリウス号の中に投げた。
ネコ:なあうーっ
ととととと・・・
ハヤテ:おわっ!
船の中にネコなんか入れんじゃねーよ!
ロイ:うるさいうるさいうるさーいっ!
お前たちもお魚くわえたドラネコを追いかけろ!
リュウガの部屋は特別にドアごと壊してやったからな!
リュウガ:ほう・・・それは有り難いはなしだなあ・・・
お前、ここが敵船の中だってわかってんのか?
シン:よく一人でシリウス号に乗り込んでこれたものだな。
ロイ:え?そう言われれば・・・
あ、でも・・・ほら、今回はカギを壊しにきただけだし・・・攻撃とかじゃないし・・・
ナギ:・・・それで済むと思ってんのか。
ロイ:す、済むだろ?
俺とお前は心の友だもんなあ?リュウガ!
リュウガ:ああ、心の友だとも。だから、特別なもてなしwpしてやるよ。
野郎共!俺の大事な客人を『特等席』にご案内してやれ!縄でしばってな・・・?
全員:アイアイサー!
ロイ:え!えーっ!
○○、助けろ!恋人のピンチだ!
私が首を振っている間に・・・ロイ船長は縄でグルグル巻きに縛りあげられてしまった。
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宴も終わり、静かになった甲板で私は合いカギを見つめていた。
○○:カギは必要なくなっちゃったから、船長がネックレスにしてくれるそうです。
ロイ:それはよかったな。よかったついでに、オレの縄を解く気はないか?
○○:船長に怒られちゃうので残念ながら無理ですね・・・残念ながら・・・
ロイ船長は縛られたまま、マストに吊るされていた。
ロイ:全然残念そうな感じが伝わってこなおぞーっ!
このままだとカモメにつつかれて大変なことになっちまうんだよーっ!
○○:うーん。でもみんなの部屋を壊したロイ船長が悪いんですよ?
ロイ:よ、よし、わかった、○○。助けてくれたら、オレの部屋の合いカギをやろう!
オレの部屋のカギは壊れてないぞ!?
○○:私がリカー号に行くことはないから、必要ありません。
お肌にも悪いし、そろそろ寝ようかな・・・
ロイ:うおおおい!オレ様を置き去りにするのか!こんなに暗い甲板に!?
こ、怖くなんかないけど、怖いだろうがーっ!
○○:話はリュウガ船長にしてください。
ドアが壊れてるから、大きな声で話せば聞こえるかもしれませんよ?
ロイ:そうか!フフ・・・本当はオレ様を助けたい○○の愛を感じる!
リュウガー!聞こえるかー!
リュウガ:うるせえ!
船長室の方からリンゴが飛んできて、ロイ船長の口に入った。
ロイ:んがんぐっ!
○○:おやすみなさい、ロイ船長。
ロイ:んんーっ!
リンゴが見事にはまったロイ船長に笑いをこらえながら・・・私は船の中に戻っていった。
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どうでしたか?
なんか、最後の方はロイ船長に持っていかれた感がありますが、中ほどのヒロインちゃんに合いカギを渡すシリウスの皆が面白かったわ( ´艸`)
皆さんは誰の合いカギが欲しい?
私?私はねぇ・・・・・・
やっぱり全部・・・かな!(*v.v)。(笑)