5年前の今日のことはあまり覚えていません。
前5日くらいの記憶は曖昧で、その頃はただただ旦那さんが私の前からいなくなることが怖くて、泣いていました。
ずいぶん、旦那さんは心配しただろうなと思うと悪かったなと。
いつのまにか5年たちました。何も変わらない毎日で、コロナが流行ってからは、本当に仕事とおうちで過ごしてます。
変わったことは、資格をとって緩和ケアを専門として仕事をすることになったくらいかな。
全然できてないけど、多分医療者としては間違いかもしれないけど、患者さんと家族の願いを叶えることを諦めずにお手伝いさせていただいてます。
たまに、お医者さんと意見の対立でめげそうになりますが、元々気が強いので負けずに頑張ってます。
頑張ってるけど、通勤で旦那さんが通ってた病院の前を通る時、胸のあたりがザワザワしてなんとも言えない気持ちになることも。
まだまだだなぁと思いますが、気長に付き合っていこうと思います。
鬼滅の刃で猗窩座が人間だったころ
迷惑なんかじゃなかった。親父は何も悪いことなんかしてないだろ。盗みの刑罰を受けるのだってつらくなかった。鞭でめった打ちにされようが、骨を折られようが、親父の為なら耐えられる。何百年でも。どんどん痩せていくんだ。親父が。背中もボコボコ骨が浮き始めてた。もっと栄養のあるもんを食わせたいんだ。きっと俺が治してやるんだ。なんで首なんか吊った。俺は死んだって良かったのに、親父のためなら。
病で苦しむ人間は何故いつも謝るのか。手間をかけて申し訳ない、咳の音が煩くて申し訳ない、満足に働けず申し訳ない。自分のことは自分でしたいだろう。咳だって止まらないんだ。普通に呼吸できりゃあしたいだろう。一番苦しいのは本人のはずなのに。鬼になって記憶を無くし、また俺は強さを求めた。守りたかったものはもう何一つ残っていないというのに。家族を失った世界で生きていたかったわけでもないくせに。百年以上無意味な殺戮を繰り返し何ともまあ惨めで滑稽でつまらない話だ。
初めて読んだとき、とても心に響いて。
旦那さんに生きていて欲しくて、なりふり構わず色んなことしてきたことを思い出しました。
ほんとに旦那さん、よく謝ってたな。謝られることが私は悲しくて、どうしたら良いかわからなくて、多分上手く旦那さんに私の気持ちを伝えられなくて、嫌な思いさせてたんだろうなって。
ネガティブですが、今私が生きてる世界にはあまり意味を見出せないから、時間を持て余してます。
なんか趣味でも見つけるかな。
なんだかまとまりのない文章ですが。
そろそろ終わりにしたいと思います。
読んでくださってありがとうございました。
またいつか。