実習終わった〜 | かのんのんのブログ 肺がんの旦那さんと一緒に

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H25 6月、旦那さんが肺がんの診断されました。

翌7月に右肺を切除。術後抗がん剤治療をしましたが、H26年3月に再発、全身骨転移、胸膜播種の診断。
分子標的薬のタルセバ開始。その後、治験も含め治療しましたが、H28年 10月18日旅立ちました。ありがとうございました

 


ご無沙汰してますにやり
いつぶりかな?ってくらいご無沙汰です。

私は元気に、学生をしております。
6月から、緩和ケア認定看護師を目指して学校に通いはじめました。

授業中につらくてつらくて脱走したり。先生に甘やかされたり。グリーフケアについて学んだり。全人的苦痛とは何かと勉強したり…たくさんの刺激を受けて、少々疲れています。
そんな中、無事に実習も終了いたしました笑い泣き
師長さんとチャプレンに、多大なるご迷惑をおかけすることになりましたが、緩和ケア病棟での実習終了です。

学校に通い始めて、私は衝撃でした。なんでこんな事も知らなかったんだろう。後悔しかない日々でした。
旦那さんに申し分けなくて…家で仏壇のまえで泣いて謝る日もありました。

でも、私はフタを開けることを決めたんです。唐突ですが滝汗
旦那さんが居なくなってしまったことを、本当はまーったく認めてなくて。周りがとーっても羨ましくて。
なんでみんなが普通に手に入れている日常を、私たちは歩んでいけなかったんだろう。
何か悪いことしたかな?なんで、普通に一緒にいて、歳をとっていけなかったんだろ…ココロの中で羨んで、羨んで。そんな自分がイヤでイヤで仕方なくて、全てにフタを閉めました。
そうすれば、自分も傷つくことはないから。
でも。結局それもイヤで。フタをして、旦那さんとの事をなかったことにもできなくて。
それなら、私の持ってるキズをえぐれるだけえぐって、向き合おうと決心しました滝汗

チャプレンに言われました。悲しみの深さはいつまで経っても変わらないんだそうです。
でも、悲しむ回数はいつか少しずつ減っていくそうです。悲しいことに、フタをしちゃうと、思ってない時にそのフタをした穴🕳に落ちてしまうことがあるそうです。落し穴に落ちてしまうようなものだから、受け身がとれないと。それは大変危険なことだから、出来たら、ココロのフタは閉めないでおきましょうと教えてもらいました。
だって空いてたら、わかるでしょ?たまに、その穴にわざと落ちてしっかり悲しむことも大事なんだそうです。
その時は人としてダメだと思っても、正常なことだから大丈夫だそうですほっこり
安心して悲しんでください。ちなみに私は引きこもりたいと言ったら、それすごく大事ですと言われましたびっくり
人としてダメじゃないかと聞いたら、「僕が許しますから、好きなだけ引きこもってください真顔」と言われました。楽になりました、頑張んなくて良いんだなーって。

しんちゃん。今だったら、もっとあなたに寄り添えるような気もするし、出来ない気もする。「自分が自分でなくなりたくない」と言っていたその苦しさを、今なら前よりもう少し分かち合えたのになと思います。
私、しんちゃんの「大丈夫」になれてたのかな?
私の「大丈夫」はやっぱりしんちゃんだと実感しています。

私も誰かの「大丈夫」になれるように…