最近のこと | かのんのんのブログ 肺がんの旦那さんと一緒に

かのんのんのブログ 肺がんの旦那さんと一緒に

H25 6月、旦那さんが肺がんの診断されました。

翌7月に右肺を切除。術後抗がん剤治療をしましたが、H26年3月に再発、全身骨転移、胸膜播種の診断。
分子標的薬のタルセバ開始。その後、治験も含め治療しましたが、H28年 10月18日旅立ちました。ありがとうございました

  もう、桜が散り始めてしまいました。
旦那さんが居なくなって半年になるんですね。

とてもとてもご無沙汰しております。
それなりな日常を過ごしていました。

久しぶりにブログ書いてますが、内容が余りにも暗すぎて精神衛生上悪いかもしれないので、ココロが弱ってたら読まないでくださいね
すみません。吐き出すために、自分の為だけに更新してるような感じです

























旦那さんが居なくなってから、
朝起きて仕事行って、仕事中は入院だ退院だオペだとバタバタして、帰って息子にチョッカイ出して嫌がられ…寝て、夜中起きるの繰り返し。

休むことなく仕事して、パッと見すでに立ち直ってるんじゃない?くらいの感じで過ごしておりました。
あ。インフルエンザに5年振り位にかかりました
あんなにキツイと思ってませんでした
…年ですかね?若くないなと実感しました。

それなりに淡々と積み重ねて行っていたのですが、ある時から仏壇の前に行けなくなりました。
そして、仕事と最低限のこと以外出来ずに引きこもってしまってました。
亡くなった直後より日にちが経つ毎に私は、辛さが増していきました。



そして、こんな感じの時は良い事なんて考えないですよね
『早く迎えに来てくれないかな?』から始まり、後悔の連続。
過去の出来なかった事ばかりを気にしてました。


そんな中でも、私の事を心配してくれる友達もいました。

でも、余裕のない私は全てから全力で逃げてました。
本当に申し訳ないと思ってます。
ごめんなさい。

1人の友人から。
『ちゃんと、悲しいときは悲しいと思って良いんだよ。後悔ばかりで、自分を責めちゃう事多いだろうけど、あなたが今から幸せにならないとダメだからね。旦那さん、絶対幸せになって欲しいって思ってるはずだよ。』と。

とにかく、旦那さんが居なくなってから、いつか私が死ぬときは旦那さんより辛い思いをして死にたいと思ってました。
まあ、それは今でも少し思ってます。
決して良い最期ではなかったので。ただただ、治療をして穏やかな時間もなく、したい事も出来ずに最期を迎えました。
私の為に最後まで治療してくれたんだと思います。
苦しい事大嫌いだったのにな。

だから、私が幸せになるなんて…と思ってましたから。
幸せになって良いんだよって言われても、どうして良いかわからず。今でもどうしたら良いのか?思案中です。


そして、4月に部署異動に。せっかく指名して頂いたので、受けましたがかなりのココロの負担があります。
旦那さんがくれたチャンスと試練なんだと思うようにしています。

そして今日、異動した為平日に休みがなくなりまして。
月一の遅出だったので、周りから急かされていた保険の診断書を書いてもらう為に、ようやく病院へ行く事にしたんです。
半年たったし、友人のお見舞いには数回行けていたので、大丈夫だろうと思って。

けど、違いました…。
病院が見えた頃から動悸と吐き気。深呼吸してから申請したのですが、受付で涙が出てきて
途中トイレに逃げ込み、落ち着いてから再度チャレンジ
どうにか無事に終了できました。
終わってからも目眩と吐き気があり、少し遅れると連絡した所、上司に休みなさい!と言われおやすみに。

もう、ここまでココロをえぐってしまったので、行けていなかった御礼に以前お世話になっていた大学病院の緩和ケアの主任さんの所へ。
緩和ケアの主任さんと病棟の主任さんは、旦那さんの葬儀場まで綺麗なお花を持って会いに来てくださりました。


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お約束もなく勢いで行ったのですが、いらっしゃって御礼をお渡しできて良かったです。

お会いしたら、思わず泣いてしまいました
そして
『いまからが寂しくて辛い思いしちゃうね。無理しないで、のんびりね。』と言ってくださいました。

もう、お会いする事はないだろうけど、出会えて良かったと改めて思いました。


結論として、私は全く旦那さんの事を受け入れてない。
でも、前に進まなきゃいけないとは思ってます。

今日からリハビリです
時間かかるかもしれないけど、いつか良かった思い出だけ思いだせるように。

嫌な事から逃げて全てに蓋をしてましたが、今日開けてしまいましたので、前に進めるようにしたいと思います。

長々と読んで頂いてありがとうございました。