生命を脅かす疾患に伴う問題に直面する患者と家族に対し、疼痛や身体的、心理社会的、スピリチュアルな問題を早期から正確にアセスメントし解決することにより、苦痛の予防と軽減を図り、生活の質(QOL)を向上させるためのアプローチである。
だそうです。普段、病院で治療を受けている時きっと主治医も看護師さんも忙しくてゆっくりお話できないと思うんです。
看護師の立場からして、ご家族さんや本人さんとゆっくりお話をしたいのですが…やはり難しいです。
海外の病院にはチャプレンと言う宗教師の方がいらっしゃるようです。
以前お世話になっていたホスピスにもいらっしゃいました。
あまり接点はなかったのですが何かあれば、捕まえて話すと良いよと言われてました。入院時に面談はありましたが。
その方は牧師さんで臨床心理士さんでした。私はどちらかと言うと、オープンに相談するのが苦手で1人で抱え込んでしまうので、避けてましたね
緩和ケアに移行したけど、どうしても受け入れる事が出来なくて、でも受け入れてるってつよがった態度をとってたと思います。
話がずれてしまいましたが。日本の病院にも、1部宗教家の介入があります。
これも研修で知ったのですが、日本でも医療者が心のケアをするよりも、僧侶やチャプレンなどに心のケアをしてもらった方が良いのでは?と言う流れがあるようです。
臨床宗教師
2011年3月の東日本大震災発生後の5月、人々の心のケアのため、宮城県宗教法人連絡協議会により「心の相談室」が開設。
また、緩和ケアを実践していた医師の岡部健により、日本においてもチャプレンのように、寺院以外の場所で終末期患者に寄り添う宗教者の存在が必要との考えにより臨床宗教師が発足されました。
対象とする宗教者は、僧侶や牧師、新宗教の教師など特定の宗教に限らない。
ウィキペディアより1部抜粋してます。
臨床仏教師
【大草敏憲先生(おおくさ としのり先生)のご紹介】(公益財団法人)全国青少年教化協議会・臨床仏教研究所認定、臨床仏教師。浄土真宗東本願寺派,僧徒。東京・埼玉で、在宅医療機関・介護施設・築地本願寺などで
“いのち”のケアに従事中。“いのち”のケアとは、布教はせず、守秘義務を守り、相手様の信仰・信念・価値観を尊重し、お話を聴くことに徹し、いのちがなくなる苦しみをわかち合おうと努めます。どんな人生であれ肯定し、価値を見いだしてもらうよう促します。人間の尊厳に関わる仕事です。
活動は依頼された方にお会いして、お話しをずっと聴き続けるだけなんです。
数週間に1回だけです。お坊さんが来る事を嫌がる方もいらっしゃるそうです。死を連想されちゃいますもんね。
ただ、その人が話したいことをずっと側で聴き続けるそうです。
誰かに自分の事を話す。この繰り返しできっとその人はいろんな事を振り返り、考え、何かが決まっていくんだと思います。
日本でも、こんな取り組みがあるんですね。
かなりの長文失礼しました。