中嶋side

頭から離れない貴方の最後の顔

なんであんな悲しい顔
なんでこうなっちゃったんだろ


井上「優月、話したいことある」
中嶋「...なに ?」

井上「明日、ご飯いこ!」
中嶋「もちろん!」

井上「綺麗な夜景が見えるとこ予約しとくね」

中嶋「ありがとう」



中嶋
「こんな格好でよかったのかな
えっと、32階か…めっちゃ上じゃん(笑)」

なんてひとりでツッコミながら気を紛らわす

ガー

エレベーターのドアがゆっくり閉まる
???「あ、 すみません、 乗ります!」
中嶋「あ、 はい!」
???「え?」
中嶋「え…」

武元「優月?」
中嶋「なんでいるの?」

ガタン!!

中嶋「キャッ」

武元「優月!」

ギュッ

エレベーターがとまってしまった真っ暗になる

私は昔から暗い所が苦手

中嶋 「ガ グガグ」

武元「...大丈夫、 大丈夫だよ」

唯衣さんは抱しめたまま背中をさすってくれた

中嶋「唯衣さん…」
武元「大丈夫、ここにいるからね」

大好きな匂いに包まれ
目も慣れてきて落ち着いてきた

中嶋「ごめん、ありがと」
武元「..あ、うん」
中嶋「なんでここにいるの?」

武元「井上に呼ばれて」

中嶋「いのりさんに?」

武元 
「ねぇ、優月
やっぱり離したくない
私のとこ戻ってきてほしい」

井上「遅いよ…もう…」

武元「..でも優月離れないじゃん」

心地よくてつい唯衣さんを掴んだままだった

中嶋「...あ」

武元「じゃ、もっと抵抗して?」

ずっと探してたぬくもり
抵抗なんてできるわけがなかった

中嶋「ずるいよ…離れられるわけない」

武元
「初めて会った時から
ずっと由依のことが好き
今日が1番好きだし
明日はもっと好きになる
私には由依しかいないから」

中嶋
「私だって
ずっと唯衣さんが好き 
唯衣さんが好きっていってくれた
あの日から私の世界は変わった
唯衣さんがくれる
愛情が私の未来だった」

武元 「..優月」

中嶋 
「今でも…唯衣さんが好き
一緒にいたい」

顔を包む優しくてあったかい手
もう自分に嘘はつけない

武元「チュッ」
中嶋「ンッ」

そこから電気がつくまで

どれくらい待ったんだろう
そこには確かに2人の時間が流れていた
会えなかった時間 を埋める
確かな愛の時間が

中嶋「いのりさんにちゃんと話さないと」

武元「私から話す」

中嶋「だめだよ、私が言わないと」
武元「一緒にいこ」

いのりさんが待つレストランへ

中嶋「あれ? いない...」

店員
「お待ちしておりました大変でしたね
...どうぞこちらへ」

連れていかれた場所には
1枚の紙が…

そこには…


優月と武元へ

私は笑っとる優月が好き
武元といる時の優月が
1番幸せそうに笑ってるよ

武元、これ以上優月を泣かせたら
ほんまに許さんからな
いつでも戻ってきてええで、優月笑
2人ともお幸せにな

中嶋
「いのりさん....
...ごめん、いのりさん...」

武元「井上...」

武元
「優月、絶対幸せにします
もう絶対泣かせたりなんかしない
だから、私ともう一度付き合ってください」

中嶋
「めっちゃ待ったわ…馬鹿
離れたら許さないからね?」

武元「ー生笑顔にする、約束する」

中嶋「唯衣さん、だいすき」

愛しい貴方の笑顔
やっぱり私は貴方が好きだ



一方…

井上「なにしてんのやろな」

増本 
「馬鹿だねほんと~
最初からそのつもりだったんでしょ?」

幸坂「今日は飲も!」
増本「新しい恋、探そ!」

井上「うん、ありがとう」

中嶋「お腹いっぱい~」

武元「美味しかったね~」


しっかりと繋がれた手と手


中嶋「もう離さないでよ?」

武元「絶対離しません!」


武元「私は優月が世界一好き~」

中嶋「もううるさいって笑」

~その夜~

貴方のぬくもりに包まれて眠る

武元「どうしたの?」
中嶋「やっぱあったかいね笑
   大好きだよ、唯衣さん」

チュッ

武元
「待たせてごめんね
もうー生離さないこれからもずっと!」

中嶋「うん、約束」

大切にしたい人を大切にできる
もうこのあたりまえを離さない
それは奇跡なんだと気づいたから