・・・前回の続きです。

 

夜中の1時50分頃でしょうか・・・。

私が自宅のリビングにいると、ぷぅ~んと、腐った果物の匂いが漂ってきました。

 

お昼間に嗅いだ、あの匂いです。

 

夫に聞いても、匂いはしないといいます。

匂いが強くなったり、消えたりしながら、2時30分くらいまで続きました。

 

時間的にも、一人で寝るのが怖いので、その後、夫がお風呂から上がるのを待ち、

一緒に寝室に行き、お数珠を手に眠ることにしました。

 

私は、その日の疲れで、あっという間に眠ってしまいましたが、

しばらくして、異様な声で目が覚めていきました。

 

最初は夫のイビキかな?と思ったのですが、違います。

 

「かたじけない」

「無念じゃ」

「久方ぶりであるな」

 

横を見ると、仰向けに寝ている夫が、天井へ向かって、

そんな言葉を大きな声で叫んでいるのです。

 

どうした?と声をかけましたが、反応なしで、ずっと色々と叫んでいます。

 

私は、夫を揺り起こし、何言ってるの?と聞きましたが、目を覚ました夫は、

「なんのこと~」という感じでねぼけていて、またすぐに眠ってしまいました。

 

その後も

 

「そのせつは、世話になった」

「恨みが晴れぬ」

 

など、朝方まで言いながら、夫は熟睡していました。

 

翌朝、夫に説明しましたが、まったく覚えていないということでした。

夫には、普段霊感はまったくありません。

 

夫が変だったのはその日だけでしたが、私は、その日以来、

この世の方ではない、「お侍さん」をよく感じるようになりました。

 

時には、畳をすり足で歩くような音。

刀を振りかざすような音。

ちょんまげのお侍さんが、私の横に座っている夢?

 

そして、一番怖かったのは、

雷がなった大雨の日、私めがけて、たくさんの落ち武者の生首が飛んできたことです。

 

もう恐ろしくて、仕方ありませんでしたが、

明らかにこれは、私に関わる何かのメッセージなのだと、受け入れるしかありません。

 

冷静に考えてみると、夫を通して発してきた言葉が妙です。

 

久しぶりや、そのせつはお世話になったなど、

以前、私と関わりがあったような言葉です。

 

私の中になんとなく、思い当たることがありました。

私の過去世に関わる記憶です。

 

またまた次回に続きます・・・。

 

 

 

 

 

 

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