こんにちは。スピリチュアルタロット占い師 奏音(かのん)です。
いつも、読んで下さってありがとうございます。

さて今日は、私が体験した怖い話をアップしたいと思います。

私が住んでいる県には、昔から幽霊が出るといわれている有名なトンネルがあります。今は新道が出来ていますが、昔は旧道しかなく、そのトンネルを白い車でカップルが通ると、途中に白い服を着た女性が立っているという話です。

昔、そこで白い車に乗っていて交通事故で亡くなった若い女性が、カップルを見るとやきもちを焼いて出てくるといわれています。

実際、その後もそこでの交通事故や殺人事件なども多く、今では旧道は立ち入りできないように、頑丈に施錠されています。

私が若い頃は、まだ旧道が通れていました。

ある時、男女含めて4人の友達で白い車で出かけていて、夜、たまたま、そのトンネルを通ることになってしまったことがありました。その怖い話は知っていましたが、遠出をしてきていて、地元ではないため、まさかそれがそのトンネルだとは知らなかったのです。

ちょうど雨が降っていた日だったですが、トンネルに入ると、中はとても古く、暗く、雨漏りなのでしょうか、道路が微妙に濡れていたり、天井にシミがついていたり、薄気味悪さを感じました。
前にも後ろにも車はいませんでした。

私は来ていた地域名から推測して、
「これって、あのトンネルじゃない?なんか気持ち悪い・・・」
と助手席から、うしろの友人達に話かけました。

「えっまじ?奏音が言うならそうかも・・・」

と話していた時の事でした。

運転していた男友達が、車を急停車させました。
まっすぐに正面を見ていますが、顔はこわばっています。

「何?なに?」
みんな一斉に話しかけます。

その運転していた男友達は言いました。

「絶対、逃げないでよ。
今、俺の足を誰かがつかんでて、ブレーキ踏ませた」

私たちは、恐る恐るその子の足元に目をやりました。

そこには、手首から先だけの青白い細い手があり、その子の右足首をしっかり掴んでいました。

ぎゃ~~っ

残り3人は、薄情にも大慌てで車外に逃げだしてしまいました。

トンネルに入って間もなかったので、今来た道を引き返し、トンネルの入り口はすぐ先に見えています。ですが、走っても走っても入口に辿り着きません。女友達は半べそ状態です。

背後で何度もエンジンをかけようとする音だけが聞こえていました。

これはやばい!
私は、何度もお題目を唱え、あなたの無念さは分かったけど、私達に憑いても何もしてあげられないから来ないでと、怖いながらもきっぱりと言いながら走り続けました。

しばらくして、エンジンがかかる音がして、男友達の運転する車がUターンして、私たちをひろってくれて、トンネルから出ることができました。

ずっと足首をつかまれていたらしいですが、チッ!と舌打ちするような声が聞こえて足が楽になり、エンジンがかかったそうです。

みんな放心状態で、ほとんど無言で地元に帰って来ました。

このまま帰るのが怖いということで、一旦車を降り、みんなでファミレスでお茶をしようという事になりました。

温かい飲み物と心地よい音楽で、ようやく私達はほっとしました。さっきの体験は気のせいだったって思いたいのでしょうか、みんな一気に話しはじめ、笑い合っていました。

私は一人、その笑いの中には入らず、ですがなんとなく話を合わせながら、また、友人達が怖がらないように、そっと伝票を隠しました。

気持ちが落ち着いたということで、そろそろ帰ろうと席を立ち、足首を掴まれた男友達が、一人一人を車で送ってくれました。そのあと、みんな何事もなく元気に大人になりました。

その後、その仲間で集まってもその話に触れることはなかったので、未だに誰にも言っていませんが、あのとき、4人でファミレスに入ったのですが、私が隠した伝票には、人数が5人と書かれていました。水を持ってきた人は、オーダーをとった人とは別の人で、視えなかったのでしょうか。水は4つしかなかったので、友人達も気づかなかったようです。

友人達全員の背中を見送りながら、私はずっと心の中で憑いてくるなよと言いながら帰ったのを、今でも覚えています。

・・・という不思議なお話しでした。

信じるか信じないかはあなた次第です(笑)

今日も読んで下さってありがとうございました。

今日はこのへんで。

 

 

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