こんにちは。スピリチュアルタロット占い師 奏音(かのん)です。

いつも読んで下さってありがとうございます。

さて、私の家族は、昔から、身の回りで起きた怖い話、不思議な話をするのが、日常会話です。

今年のお盆に弟が実家に帰ってきて、またいつものように、そういう話しになりました。
その中で、そういうこともあったな・・・と家族が思い出した話を、今日は書きたいと思います。

あれは、私が高校生の頃の話でした。通っている高校は遠くて、家から最寄り駅まで、自転車で15分、そこから急行電車で30分、そこから歩いて15分という場所にありました。

ある日、学校での部活を終え、電車を降り、駐輪場に置いている自転車に乗り込む頃には、もう辺りは暗くなっていました。

家までの道を、いつもの様に自転車に乗って帰ってきている途中でした。

大きな川を渡ったあたりから、突然、自転車が重たくなったのです。二人乗りをしているような感覚です。

とっさに私は後ろを振り返りましたが、誰もいません。気のせいかな・・・と前を向いて、またペダルをこぎ始めました。

外が暗くなっていたので、あちこち街灯が付き始めていました。
街灯に照らされて、私と自転車の影が地面にのびています。

何気にその影に目を向けた時、私はギョッとしました。
私の後ろに誰かが乗っている・・・。
恐る恐る振り返っても、姿は見えません。ですが、影に目をやると、黒い大きな石の塊のようなものが後ろの座席にのっているのです。

急ぎ足でペダルをこぎながら、お題目を唱えましたが、家に帰りつくまでその影は消えませんでした。

本来であれば、マンションの駐輪場に自転車を停めるのですが、私は、家族が住んでいた部屋のすぐ下のスペースに自転車を立てて、慌てて家に逃げ帰りました。

「お母さん、自転車に何か乗ってきたぁあ・・・」

そういうのは日常茶飯事だったので、母は、何?と言いながら、自転車の様子を見に行きました。

すぐに誰も乗ってないよと戻ってきたので、私がのぞいてみると、相変わらず影はそこにいます。私と母と弟が自転車の元へ再び行きました。私以外には影も見えないそうで、母は、自転車に向かって、

「誰か知りませんが、降りてくれませんかね?」
「うちに関係ない人なら帰って下さい」などと話しかけていました。

一向に影は動きません。

私はしばらくそのやり取りを鋭く見つめていました。
が、その影はなくなるどころか、どんどん大きくなり、女の人の姿に変わっていきました。
だんだん髪の毛が逆立っていき、顔は見えませんが、なぜか怒っているのが分かり、母に近づいているように感じました。

これはやばい!

私は数珠を制服のポケットから出し、「お母さんに近づくな」と叫びました。

その瞬間、影は消え、重苦しい空気感もなくなりました。

あれは何だったんだろうね・・・。
お盆にそういう話しになりましたが、若かった当時の私は、それ以上踏みこめませんでしたので、未だに分かりません。
ですが、その体験は一度だけでしたから、身内などと全く関係のない、浮遊しているものを、私が拾ってきたという事だけは確かです。

本当に困った体質です・・・。
というお話でした。

今日も読んで下さってありがとうございました。
今年のお盆は色々なことがありました。また、追々アップできたらと思います。

今日は、このへんで。

 

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