こんにちは。
スピリチュアルタロット占い師 奏音(かのん)です。
今日も読んで下さって、ありがとうございます。

さて、今日はお盆の時期も近いという事で、不思議な話をさせて頂こうかなと思います。

昨年、ご長男でいらっしゃる50代の方から頂いたご相談内容です。

ご相談者様のお父さんが3年前に亡くなり、2年前にお母さまが亡くなられたということでした。

お父さんが亡くなられたときに、今後ご自身を含めて、数名の骨壺が入るくらいの大きさのお墓を建立されたそうです。

そして、2年前、お母さんが亡くなられたときに、お母さんのお骨もそのお墓に納骨したそうです。

昨年、お盆にお墓参りしたときに、納骨をするお墓の入口の石がずれていて、中の骨壺が丸見えになっていたそうです。

住職さんに尋ねると、昨日までしっかり閉じていたという話しだったそうです。

ご相談者様は、その時は、あまり深く考えず、お墓の重いふたを閉じて家に帰られたそうです。

しばらくしてお母さんの1周忌の法要の時に、お墓に出向くと、また納骨できる入口の石がずれていて、その時は、なんだか嫌な気がしたそうで、私のところへ、何か言いたいことがあるのでしょうかと尋ねて来られたという経緯がありました。

私が集中して間もなく、私の内側にとても怒りの感情が渦巻き、すぐにその答えが出てきました。

私、「失礼ですが、お母さんとお父さんの仲は良かったですか?」

「いえ、晩年は喧嘩ばかりで、父が亡くなったとき、母はホッとしたと言っていました」

私、「お母さんは、お父さんと一緒のお墓に入りたくないとおっしゃっていませんでしたか?
   ずいぶんと怒っていらっしゃるようですが。」

「さぁ・・・。私は、記憶にないですが、ちょっと待ってください」

そういうと、ご相談者様は、妹さんに携帯で連絡を取り、お母さんの生前の様子を聞かれていました。

妹さんは、びっくりしたように、泣きながらご相談者に話しをされたようです。

お母さんが体調を崩されたとき、妹さんに預金通帳を渡し、

私は、お父さんと一緒のお墓に入りたくないので、もし自分に何かあったときは、このお金で、安くていいので、納骨堂なり、お父さんと違うところに納めてくれと言われていたそうですが、
妹さんは、そのことを誰にも話さず、亡くなったあと、その預金でブランドのバッグを数点買ってしまったそうです。

お母さんは、とても質素な方で、贅沢も好きではなく、コツコツとそのお金を貯めていたそうです。

仮に、もし、その預金を妹さんのお子さんのために使っていたとしたら、そこまでお母さんも怒っていなかったかもしれませんが、その使い方も一緒に納骨されたことも、納得できなかったのでしょう。

とりあえず、急によそに納骨する余裕もないということで、その日、ご相談者様と妹さんは、仏壇に手を合わせ、謝ったそうです。

納骨を別々にした方が良いでしょうか?と尋ねられましたが、一緒にしていることで、向こうの世界で不具合があるということはないと思いますので、無理であれば、そのままでも構いませんよとお伝えしました。

その後、お墓の石がずれることはなくなったそうです。

とにかく、隠し事なく、兄妹仲良く過ごしていれば、お母さんも安心するでしょうし、それが良い供養にもなると思います。

・・・というお話しでした。

今日も読んで下さってありがとうございました。
今日は、このへんで・・・。

 

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