こんにちは。スピリチュアルタロット占い師 奏音（かのん）です。
今日も読んで下さってありがとうございます。
さて、今日は、不思議ホヤホヤのお話しを一つさせて頂きます。
娘が上京した当日、寂しいながらも、やれやれと思っていたところに、夫がインフルエンザにかかってしまったというお話は、前回書かせて頂きました。
その後のお話しです。
夫がインフルエンザでしたので、私も看病はしながらも感染りたくはなかったので・・・、普段は夫と一緒の寝室を遠慮して、数日は、隣の和室に布団を敷いて寝ることにしました。
初日、電気を消すと、バチっと何やらラップ音が・・・。
また、いたずら好きの亡くなった父親かな・・・などとあまり気にもとめず、朝までぐっすり眠っていました。
その翌日の夜は、前日より少し大きめの多めのラップ音・・・。
お父さん、もう分かったから。と言いながら、また朝までぐっすり。
その翌日は、また前日より大きめのラップ音・・・。
さすがに、ちょっと気になり始めました。なんだろう・・・。
そして、だいぶ夫が回復したので、
和室に寝るのを今日で最後にしようと決めた日の夜、２：００頃。
電気を消すと、ラップ音のあと、ガタガタと音がしました。
例えていうならば、弱い地震が来て、食器などが若干揺れている・・・そんな感じです。
さすがに私も気になり、再度電気を点け、あたりを見回しましたが異常なし。
本当に地震でもあったのかな・・・・と思いながら、再び電気を消しました。
するとまた、ガタガタ・・・。
また電気を点け、どこで音がしているか耳をすましてみました。
どうやら、和室の押入れの中から音がしているようです。
その中には、生前父が使っていたデスクトップのパソコンを入れています。
父が何か言いたいことがあるのかしら・・・と思いましたが、その時間に押入れを開け確認する事は、さすがの私も気味が悪く、眠たかったこともあり、明日言いたいこと聞くから・・・と言って、その日はそのまま寝てしまいました。
翌日、お昼間に押入れを開け、パソコンを確認しましたが、別に変わった様子もなく、父が何か言っている、そんな感覚もありませんでした。
なんだったのかな・・・と押し入れを閉めようとした瞬間、父のパソコンの隣に収納していた箱がガタガタ・・・。
その箱には雛人形が入っています。
あっ。お父さんではなくて、君たちだったのか・・・。気づかなくてごめん。
うちには、私が子供の頃に親が買った７段飾りの雛人形があります。
私に娘ができたこともあり、もう４０年位、毎年ひな祭りの季節になると、和室に飾っていますが、飾るのに時間がかかることもあり、昨年のひな祭りのあと、
「来年は、おねえちゃんが受験で忙しいだろうから、出せないから、ごめんね、また再来年会おうね」
と、予め話しかけながら片付けていました。
でも、やっぱり少しくらいは出たいんだね・・・。
私は、お内裏様、お姫様から、三人官女、右大臣、左大臣、五人囃子など、全てのお人形を箱から出し、和室のドアを開けると、みんなこっちを向いている状態で、テーブルの上に並べました。
そして、喉が乾いているかも・・・と思い、コップに水を入れそばに置きました。
夜になり、和室のドアを閉め、私は隣の寝室で眠りにつきました。
なんとなく真夜中に和室からガタガタしている音が聞こえてる気はしましたが、私も夫も疲れていて、爆睡していました。
翌朝、和室のドアを開けて、私は絶句しました。
雛人形たちを、昨日ドアに向かって正面を向かせていたはずですが、みんなこちらを背にして、若干右を向いている状態で並んでいました。置いていた水も空になっていました。
空気が乾燥していたとしても、一晩で空になるとは考えられません。
その光景にちょっと怖さを感じつつも、でも冷静に、何を伝えたいのかな・・・と意識を集中させました。すると、その向いている方角が気になり、調べてみました。
東向きです。
私はピンと来ました。上京した娘のいる方向です。
おねぇちゃんにエールを送ってるの？
さよならって言えなっかたら悲しいの？
その時、どこからともなく、なんとなく声がしました。
おねぇちゃんが、はじめて歩いたのは、ひな祭りの日に私達の目の前でだったよね。おねぇちゃんが生まれてきてくれたから、私たちは長い間、この家で大事にしてもらっているよ。
ありがとう。ずっと守っているからね。
雛人形たちは、それを娘に伝えたかったのでしょう。
と思って、娘にそれを知らせようと電話をすると、前日に、見知らぬ来訪者があり、不容易にオートロックを解除してしまい、危ないことがあったらしいのです。
大事には至らなったようなのでホッとしました。珍しく私も声を荒らげて娘を怒りましたが、もしかしたら、雛人形たちがその状況をキャッチし、守ってくれたのかもしれません。
人ではない色々なものに、魂は宿ります。
気持ち悪いと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、大切にしていれば、良い意味で守ってくれる有難い存在になってくれる、という事がよく分かった不思議な出来事でした。
一人暮らしを始めた娘に心配は尽きませんが、自分が経験しなければ学べないこともたくさんあります。
ですが身に危険は及ばないように、私としてはしっかりエネルギーを送っていこうと思います。雛人形さんたち、力を貸してくださいね。
旧暦のひなまつり、４月３日も過ぎましたので、昨日、雛人形たちに感謝の気持ちを伝えて、また来年ねと言い、丁寧に包み、箱に片付けました。
それからは、ガタガタって音は聞こえていません。
というお話しでした。
今日も読んで下さってありがとうございました。
今日は、このへんで。
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