こんにちは。
スピリチュアルタロット占い師 奏音(かのん)です。
さて、前回、私が若かりし頃、上京していた時の話を書きましたが、今回もその当時、体験した話しです。この話しもちょっと重いかもです・・・。
私は、親戚のいる千葉に住んでいたのですが、ある日、まだ陽があり明るい夕方、仕事帰りに歩いて家に帰っていると、白い車が私の横に停まり、「すいません」と声をかけてきました。
声のした方を向くと、男の人が車の運転席側から助手席側に少し身体を傾けて、私に話しかけていました。
「〇〇へ行きたいんですが、場所知ってますか?」
「それなら、ここから・・・・・・」
私は身振りも混じえて、道を答えました。
すると男は、言いました。
「よく分からないんで、その場所までこの車に一緒に乗ってってくれませんか?」
その瞬間、私の背後の守護霊様たちが、とてもザワザワし始めました。ついて行ったらダメ。そんな声も聞こえました。
知らない人にはついて行ってはいけない。それは、小さい頃から親に教えられていたことなので、もちろん車に乗る気はありません。
ですが、それにしては、私の背後の雰囲気は異常でした。
たくさんの和楽器、太鼓や笛が音楽を奏でるわけではなく、ただうるさく鳴っているような、コンサートのはじまる前のざわついた感じのような、とにかく騒々しくて落ち着かない感覚でした。
今日はどうしたんだろう・・・と逆にとても不安になりました。
その男は、私の答えを待つべく、じっと私を見つめています。
が、その瞬間、数人のお友達同士と思われるおばさま方が、私とその車の間を、話をしながら横切りました。
その時、男の目がなんとなく泳いで、視線を落としました。
この人はヤバイ!
私自身の人としての直感も、そう感じました。
「急いでるんで」
と私は答えると、追いかけてこられるのが怖くて、先ほどのおばさま達に紛れ込んで、進行方向と逆側に一緒に歩きながら、その場を離れました。
そして無事に家につきました。その頃には、私の背後もいつも通りとても静かになっていました。その背後の落ち着いた雰囲気に安心して、その日からまた穏やかな日常に戻りました。
それから2週間ほど過ぎた頃、当時大きな事件として、全国区で頻繁に報道されていた、関東一円での連続殺人事件の犯人が逮捕されたというニュースが流れました。
そのニュースを見て、私は固まりました。
なんと犯人は、私に声をかけてきたあの男でした。
女性に車から声をかけるという手段で、利用していたと映し出された車もあの白い車でした。
体から、さぁっと血の気が引いていく気がしました。
だから、あの時、私の背後はあんなに騒々しかったのだと合点が行きました。超危険!!と必死に伝えていたのですね。
スピリチュアルな面でも違う意味でも、怖い体験をしました。
あの時、守護霊様たちが必死に教えてくれたから、守ってくれたから、今の私がいるのですよね。本当に感謝です。
ですが、無念にもその犯人の犠牲になられた方のために、しばらくはお題目を唱え、手を合わせておりました。
というお話でした。
当時より、今はますます物騒な世の中です。みなさんも、どうか気をつけてお過ごし下さいね。
今日も読んで下さってありがとうございました。
今日はこのへんで (*^▽^*)
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