こんにちは。
スピリチュアルタロット占い師 奏音(かのん)です。

現在は、タロットでの鑑定をメインとしておりますが、元々スピリチュアルな感覚の方が鋭く、そちらでの霊視の方が得意な占い師です。

前回、私が体験した怖い話しをアップしましたところ、たくさんの反響を頂きました。
ので、今回も怖い話をもう一つ、させて頂こうかなと思います。

ちょっと長いです><

これも私が体験した中では、怖い方に入る話しです。

これは、まだ、私の子供が5歳くらいでしたので、今から13年前の話です。

私達家族が、夏の旅行にと、住んでる地域から、車で高速を利用して3時間程かかる観光地へ、1泊2日で出かけた時のお話です。

そこには、有名な橋があり、その下の大きな川は渦を巻く事で、観光名所として知られていますが、

 

実は、自殺の名所としても有名な橋で、全国の霊能者が、絶対近づきたくない場所として第2位に挙げる、いわくつきの場所でもありました。

私達は、わざわざその橋を見に行ったわけではなく、たまたま通りかかったという感じなのですが、私は、そこが、そのいわくつきの橋とは当時知りませんでした。

ですが、なぜか、その橋の下の川の渦が見たいと思い、近くに車をとめてもらい、川岸へ下りていきました。そして、座って渦をしばらくじ~っと眺めていました。

そろそろ行こうよ、と子供に言われ、来た道を戻り、橋へと登り着きました。せっかく有名な橋に来たんだから、橋を一往復しようよと私が言って、家族で大きな長い橋の歩道を歩き始めました。

しばらく行くと、橋の真ん中辺りに花束がたむけられていました。
・・・その瞬間、なんだか突然眠りから醒めたように、私は、この場所はよくないと感じ、歩くのをやめ、早々に車に乗り込みました。

当時、自分の子供に霊障がおよばないようにと、スピリチュアルな鑑定を中止し、頭の中のスイッチを極力オフにしていた時期でしたので、自分で気づくのが遅れたのだと思いますが

 

既に、川の渦を見たいと私が言った時点で、何か見えない強い念を、拾ってしまっていたのだと思います。

温泉旅館に向かう道中、車の中で、夫から、その橋は良くない方でも有名だという話しを聞きました。

その日、旅館について大浴場に入っても、夏にも関わらず、身体が温まらないし、旅館の布団で寝ていても寒くて、旅館の人に毛布を貸してもらったり・・・

 

風邪でも引いたのかなと思いながら一晩を過ごし、翌日も一日悪寒と戦いながら、ようやく帰宅しました。帰ってきて熱を計っても平熱だったので、そのまま過ごしました。

それから3日3晩、同じ夢を見ました。20代後半くらいの女性が、あの橋に立ち、泣いている姿を私がそばで眺めているという夢です。

目が覚めると、汗ビッショリです。でも、体は相変わらず冷えたままです。

きっとあの時、橋の上で見た花束の女性だなとは分かりました。自殺した時の状況を私に見せてるのだなと思いました。

4日目の夜、寝る前に、もし今日も同じ夢を見たら、なぜか私は、飛び込まないように声をかけてみようと思いました。

ようやく眠りにつき、また同じ橋の上に私とその女性はいました。同じように泣いています。私は、意を決して「飛び込んじゃダメだよ」と言いながら、女性の腕に手を伸ばしました。

その瞬間、彼女の姿はすっと消え、私は目が覚めました。目は動かせましたが、身体が動きません。金縛りです。その時、声だけ聞こえてきました。

「なぜ、私が死んだか知ってる?」

私は、心で答えました。「うん、知ってるよ。失恋でしょ。」

するとまた、声が聞こえました。「私が今、どこにいるか知ってる?」

私はまた答えました。「川の中でしょ。迷って、まだ成仏できないんでしょう・・・。」

すると女性は泣き出し、大声で叫びました。
「お願い。私を助けて!!」

私は、畳の上に布団を敷いて寝ていたのですが、

その瞬間、布団の足元が、緑色の川になりました。

そしてズブズブっという音とともに、その川の中から頭、顔、上半身と徐々に女性の姿が浮かび上がり、まもなく濡れた全身が現れました。

 

そして、私の顔の前に覆いかぶさり、小声でもう一度「助けて」と言いました。

気を失いそうになるくらい怖かったのですが、私の横で子供が寝ており、今、私が逃げ出して、子供に何かあってもいけないと思い、

 

心臓はバクバクしながらも、目を逸らさず、私は、冷静に心で話しかけました。

「自ら命を絶つことは、何があってもしてはいけないことなのよ。死んでも自分が無にはならなかったでしょう。ずっと辛いままでしょ・・・?

 

今さら気づいても遅いけど、それを悔いて、次に生まれ変わる時には、何があっても必ず命を全うすること。

 

それを約束するのであれば、私の守護神様に話をして、つかいをよこして頂くから、その灯りを頼りに、先へ進んでください。」

そう伝えると、女性は静かにうなずき、スっと消えました。もちろん足元の川もなくなりました。

金縛りも解け、身体中の力が抜けました。やれやれと我に返り、ふと横を見ると、子供が目をまん丸にして固まっていました。

子供には一部始終が見えていたらしいです。怖くて声を出そうと思ったけど、ママがその人に食べられたら困るから、我慢して寝たふりをしていた・・・と言いながら、泣き出しました。

ありがとう。幽霊に起きてるの気づかれなくて、無事消えてくれてよかったね・・・と、その夜は、子供の布団で手をつないで、一緒に寝ました。

翌日から、お線香を焚き、お題目を唱え、その女性の成仏を祈りました。守護神様にもお話をし、導いて下さるよう、お願いをしました。

ですが、その間、子供は原因不明の高熱を出してしまいました。病院に行っても、異常はありませんでしたので霊障だと感じ、供養をする傍ら、そばに寄り添い、様子を見ていました。

供養をはじめて3日後、寝込んでいた子供が急に、むくっと起き上がり、私に「ありがとう」と言い、頭を下げました。

あぁ、女性が導かれたのだなと思った瞬間、子供の熱も平熱に戻り、元気になりました。

私の前に現れた時、子供が見ていた事をきっと女性は気づいていたのでしょう。

 

ですが、おそらく失恋したお相手と、結婚や出産も夢見ていたのでしょう。元々子供好きだったのかもしれませんが、あの夜、直接子供を怖がらせる行為はしないでいてくれたのだと感じます。

その優しさを、生きて誰かのために使って欲しかったなと、切なく残念に思います。

その後、その女性の姿は夢にも現れなくなりました。

ちなみに、成長した子供はその体験を覚えていないようです。

ちょっと長くなりましたが、そういうお話しでした。

今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

よろしければ、皆さんのご感想を頂けないでしょうか。今後の参考にさせて頂きたく思います。よろしくお願い致します。

 

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