おこんばんは☆花音です☆


さて、今夜は
映画のお話しでもしましょう。



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タイトルの作品をご存じですか?
「血と骨」を書かれた梁 石日さんの作品です。


明日からインターネット上映会の申し込みが開始される
花音の運命の映画『マリアのへそ』が
ストリートチルドレン達の
明るい部分を切り取った映画だとしたら
『闇の子供たち』には
切り取られた後の、絶望と孤独しか存在しない。


世界中の富裕層の性的玩具として
弄ばれるタイの子供たち・・・


マリアと同じ歳の、5~6歳の子供たちが多い。


病気になれば
もう使い物にならないと
生きたままゴミ袋に入れられ
ゴミ収集車に投げ込まれて捨てられてしまう。


アジアの最底辺で今
こんなコトが日常茶飯事に行われている。


2008年に公開された映画の中にも出てきますが
心臓病の子供を持つ日本人の夫婦が
己の子供の命を助けるために
5千万円のお金を支払い
タイヘ臓器を買いに行きます。


タイの病院には二人の子供が用意されています。
一人はスペアです。


その子供たちは
親がわずかなお金と引き換えに人買いに売り渡し
散々性的玩具として大人に弄ばれた挙句に
病気にならず、まだ健康であれば
生きたまま心臓を取り出され
金持ちの子供たちの命を
わずかにのばす為に消費されていきます。


臓器売買の部分が大きく取り扱われ
バンコクでは、上映中止にもなりました。


でも、この小説で
一番に目を向けなければいけないコトは
そこではない。


少しずつ読み進めて
最後まで読み終わった時に
本当の意味での絶望を知った。


6歳や7歳の子供たちが
アメリカ人や日本人の客を日に5人も取らされ
性器に裂傷を負いながらも
それでも客を取らされ続ける。


最低限の手当と
最低限の食事だけしか与えられず
客を取らされてない時間は
窓も明かりもない地下の部屋に
集団で押し込められる。


行為中に悲鳴を上げたり
客の要求に応えられなかった場合は
死ぬほどの折檻を受ける。


庇護してくれるはずの親に捨てられ
逃げ出す手段もなく
暗闇で死を待つ子供たち・・・


この小説には何も救いがない。
希望もない。


花音に何が出来る?
花音はどう生きる?


その対極にあるのが
『マリアのへそ』です。


kirigirisuさん


が音楽を担当されておられた
同じ年2008年に公開された『マリアのへそ』という映画は
フィリピンのマニラで
路上生活をしている家族の話です。


主人公は6歳のマリア。


路上生活は大変だけど、ちっとも不幸じゃない。


私達日本人が忘れてしまっている
家族愛に包まれていて
何だか私達より幸せそうなのだ。


政治が悪いとか何とかって言う社会派的な映画ではなく
過酷な生活をしているけど
その中にある希望や笑顔を大事にした映画です。


どんな環境であっても
希望を持ち続ければ
幸せになれると教えてくれる。


花音と『マリアのへそ』との出逢い
この映画の持つ、魅力
そして、愛すべき野澤監督さんのお話し


以上に付きましては
次回、書かせて頂きます。


まずは、何も言わず
予告編をご覧下さい