『誠実でいて欲しい…』


腕の中で、やっとの思いで呟く
何も応えてくてない


有耶無耶にされて、なし崩し的に宥めなれる。
変わらない。
変わらない。



数日、ちょっと消息不明になってみる。


無理しているのでは無く
純粋に独りでいたかったから。







深夜のLINE…画像が送られてくる。
2人で使うお揃いの食器。
『どうかな?』

どうかな?って何?ちょっと微笑。





会いに行こう。
会いに行こう。






私を見つめた彼は力いっぱい私を抱きしめて

『もう、不安にならなくていい。ちゃんとしたから。』





涙が滲んだ。

私のかなしみの種、消してくれた。





信じてみよう。
信じてみよう。