誠実さとは真逆の世界の住人だった。  

その弊害は今も続き
時折、心が乱れるのです。

そんな私を、そっと抱き寄せ、
誤魔化しとも思えるような愛撫で宥めるのです。  


彼の首の香りが堪らなく好き。

これ以上近づけようも無いほど傍にいるのに
まだ足りない 
まだ足りない


私に生まれて良かった…
彼にたくさん抱いてもらえる。

そんな、どうしようも無い思考で脳内を充たして
ヒタヒタと幸せ。