ある日
『予定は変わるものだから。』
彼が言った。


ある日
『形あるものは、いつかは壊れるから。』
私が言った。


なんとなく、なんとなく
同じ香りを感じて、二人で微笑んだ。


『今』をただ、大切に…

曖昧な出来事に惑わされないよう。
不確かな現実に傷つかないよう。


さあ、明日もまた、彼の腕の中。