ブログ・466「初めての外国旅行11」2018・12・5
ローマに行く前に、フィレンツェを一目見ることに決めた。ルネッサンスの町だ。ミケランジェロを見たい。それに、ピザというものを食べて見たかった。一泊予定、適当にホテルを探し、すぐ街に出た。明るい日光、市庁舎の前にミケランジェロの「ダビテ」像があった。レプリカだけど、原寸大である。市民が力を持った時代、市庁舎だけではない、教会も修道院も美術館も、あらゆる公共の建物も、ふんだんにある大理石の色を美しく組み合わせ、立派で美しかった。この街は「ルネッサンスの華」だとつくづく思った。
もちろん、ピザも抜かりなく食べ、翌日昼にローマに向かう。
イタリアの列車はあてにならないので有名である。乗ろうと思っていた列車を待っている時、来た列車に乗ったが、それは前の列車が遅れて来たもので、かえって便利ではないかと思った。
ローマの宿は、バスの便のいいところが取れた。ローマは古代ローマ大帝国の首都で、見たいところはいくらでもあり、たいていのところはバスで行けた。ローマ駅前の大浴場、コロセウム、キリスト教徒が隠れた墓場。大聖堂、ここは歩いて行けたので何回も行った。バチカン市国にはバスで15分くらいだったので、何回も行った。サン・ピエトロ寺院の入り口近くにあるミケランジェロの「ピエタ」は特に忘れられない。
ローマから乗る飛行機はすでに決まっていて、モスクワ行きのその飛行機に乗れば、モスクワで空港に隣接したホテルに泊まり、一泊してモスクワから、ハバロフスクに、そこから汽車でナホトカに、そこから船で横浜にと、行きの行程を戻って行く。
東京湾に入るともう横浜は出迎えの人ごみが見えるほど近い。「なんだ、もう着くって言ったのに、なかなか着かないじゃないか」。5歳の子供の声が聞こえた。子供の声は響くものだ。行きと同様、帰った時も盛大な出迎えを受け、51日間のヨーロッパ旅行は終わった。
とてもいい旅行だったと思うが、お土産はまことにわびしく、特にヨーロパから大きな、可愛いいお人形を買って来てくれると期待していた幼い姪たちが、小指ほどの人形に、さぞがっかりしただろうと思うと今でも心が痛む。
旅行中お世話になった方々、特にバスク亡命政府のアスピアスさんにお礼状を書いた。この旅行で、これからバスクをテーマにしようと決めた。