兄は縊首による死亡。縊死。いわゆる首吊りでした。
過酷な介護の末に最愛の妻を亡くし、さらに精神的に追い詰められた兄の痛みを思うと胸が締め付けられる思いです。
お義姉さんの最期だけ義父と義妹が病室に現れる。彼らには目的がありました。彼らにはお義姉さんを最後まで支えた兄が邪魔だったのです。
兄がお義姉さんを慈しみ守ってきた一方で、その深い愛情や苦労を土足で踏みにじる義父と義妹。
兄にとって義父と義妹の存在は、どれほど残酷で理不尽なものだったか。
介護の苦しみは当事者にしか分からず、その空白の時間を無視して利権や身勝手な主張を通そうとする義父と義妹の態度はあまりに非情でした。