こちら、先日完成しました
TeRAYAの新作
手ぬぐい「長崎ドラゴン」です。
1枚の布に収まりきれない
凝ったデティールが魅力の
工房カモさん作の 力作
下の方には
130年の時を経て復元された
出島表門橋と出島があります。
真ん中には「眼鏡橋」。
ちゃんと
ハートストーンも隠れています
そして
橋の上には
人力車に乗った花婿さんと花嫁さんが
大浦天主堂らしき教会に向かっているという
物語のある設定になっています。
実はこちらの手ぬぐい。
当初は
人力車に乗った花嫁さんと花婿さんが
メインになるような構想を描いていました。
タイトルも
紫陽花の季節の
ジューンブライドをイメージした
「長崎の花嫁」にしようかな、なんて考えていたんです。
相変わらずひどい私の絵
(※注:これは私の下書き。工房カモさんのデッサンではありません!)
でも
デッサンを見せて頂いた時、
結婚式にしか使えない物になりそうだったので
方向転換をすることに。
そして、
ネバーエンディングストーリーの
ファルコンのようなイメージで
宙を舞う龍が
長崎を祝福しているようなデザイン
に練り直していきました。
そして
何度も試行錯誤を重ねて、完成。
7月7日に発売開始したのですが・・・
これが
全然売れないんです・・・
こんなに素敵なのに・・・
なぜ???
と思っていたある日。
ある美男美女のカップルが
TeRAYAを訪ねてくださいました。
お会計が終わった後、
男性の方が サッと
「長崎ドラゴン」を手に取って
「これも下さい」とおっしゃったのです
わー!!
記念すべき、ドラゴン1枚目だ
と、はやる気持ちを抑えながら
「ご旅行ですか?」と声をかけてみると
女性の方が
「私たち、明日
大浦天主堂で式を挙げるために
長崎に来たんです」
と言われたのです。
えっ、なんですと?
大浦天主堂で、
結婚式ですと??
それって
この手ぬぐいのストーリーと
同じじゃないですかー!!
もう私は興奮を抑えきれず
頼まれもしないのに
手ぬぐいを広げて解説をはじめ、
実はこれ
こういう絵になっていて・・・
と「長崎ドラゴン」のできるまでを熱く語りました。
熱く語りすぎて、
その男性の方が
なぜ「長崎ドラゴン」を手に取られたのか?
という肝心なところは聞くのを忘れましたwww
が、とにかく私は
きっとこのお二人が
最初に手に取って下さるようになっていたに違いない!
と思い
「長崎ドラゴン」には、龍の祝福が注がれている!
と一人、深い感動に浸ったのでした。
(「長崎ドラゴン」の手彫りの型)
そして確かに・・・
その日が過ぎてから
「長崎ドラゴン」は
少しずつお客様の目に留まりはじめ、
「昇り龍で縁起がいい」
「海外に住む長崎好きな人へのお土産にしよう」
「出島が好きだから」
「今日、観光でまわったところが全部入ってるから」
などというお話を頂きながら
地元をはじめ
全国各地の方々に
選んでいただけるようになってきました。
夏休みに入って
「長崎ドラゴン」好調です
思いを込めて作った「長崎ドラゴン」。
でもまさか
こんなに出来すぎたエピソードがついて来るとは
思いもしなかったですね。
これはもしかすると
龍神さまの仕業かも知れません。
おかげで
縁起のよさに拍車がかかりました。
龍神様、ありがとうございます。
そして
今回も魂を込めて制作して下さった
鴨川志野さんに心より感謝申し上げます。
このブログを読んでくださった
皆様にも
たくさんの龍の祝福が注がれますように
■「長崎ドラゴン」 紹介
長崎の雨は祝福のシャワー。
龍の笑顔が街中に降り注いでいます。
https://www.teraya-fundosi.com/shop/products/detail.php?product_id=4