ちょっとだけ、自分の話をします。30年前、私が受験生だったときの話です。


センター試験の直前に祖母が急逝しました。お通夜お葬式、センター試験、その直後の阪神淡路大震災。なんだか世間も家の中もふわふわしていて、もうすべてが夢の中にいるようでした。


私は、とにかく受験勉強を終わりにしたかったので、どんどんレベルを下げてたくさん受けました。でも、全落ち。我ながらびっくり。本当にどこも受からないんです。どうして受からないのかわからない。未だにわからない。学校の先生にもかなり心配されました。なんだかもう、息をするので精一杯。


そして迎えた2月25日。

英語の時間。配点が高い英訳問題。

そこには、見たことのある問題ばかりが並んでいました。通っていた高校で、英作文の文例集をまるっと一冊暗記させられたのですが、そこから出題したのかと思うレベルで、知っている文章しかない。あの問題の私の解答、パーフェクトだった自信があります。その大学だけ合格しました。


情報共有しやすい現代では、そんなことは起こらないかもしれませんが、それでも何が起こるかわからないのが受験なんだと思います。だから、そんなこともあるかもしれない。

昔話はウザがられる自覚あります笑 すみません

頑張る受験生を心から応援しています。